「永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ。」

 

 ある方から、「池田大作とデューイ」とのタイトルが付された原稿を頂きました。「白バラ通信パンドラの箱」に掲載されることをご希望なので、以下、ご紹介致します。

 創価学会創立記念日である11月18日に、このような論文を掲載させて頂くことは、単なる偶然ではないと存じます。本当に不思議なことです。

 

      記

 

池田大作とデューイ

 

1 はじめに 問題の所在

 

南イリノイ大学デューイセンターのホームページには、池田大作氏による英文論考[1]が掲載されていた。しかし現在のデューイセンターのホームページには池田大作氏による英文論考がoccasional paperとして掲載されていない[2]。創価学会=池田大作氏がなぜここまでデューイに固執するかは、本論で少しずつ明らかにしたいが、あるいは西暦2000年に故峰島旭雄会長のもとで、行われた富士短期大学での日本デューイ学会大会が機縁になっているのかもしれない、と個人的には推測している[3]。いやそれ以前に山崎正友著『創価学会と水滸会記録―池田大作の権力奪取構想』(第三書館、2004年、43頁)には、「神道とデューイの哲学」という項目がある。「水滸会記録』という書物の真偽については不明だが、「水滸会記録」は危険思想の塊である。創価学会による天下取りの野望がこの書への池田大作氏による加筆に見られると、山崎氏は示唆している。いやそれ以前に疑問に思うことがある。池田大作氏は現在、健在なのだろうか? ネットなどを見ると、池田大作氏は糖尿病でしかも脳梗塞による認知症が進み、両足切断という情報もある[4]。他方、聖教新聞では池田大作氏が現在も健在で元気に執筆活動や各地に元気に激励に訪れているらしい。しかし筆者としては、ブログ「白バラ通信」を主宰されている高倉良一氏による次の要望書を尊重したい。

 

要 望 書

 

2015年7月6日

 

要望者の住所 略

 

氏名   髙倉良一

 

100-8543

東京都千代田区内幸町2-2-1

日本新聞協会御中

 

760-8572

高松市中野町15-1

四国新聞社御中

 

        記

 

はじめに

 

 要望者は、国立大学法人香川大学教育学部の教授です。

 要望者は、現在においても、創価学会ならびに、池田大作創価学会名誉会長と約10年来多数の訴訟をしており、創価学会に関心を有している者です。

 2015年(平成27年)6月1日の四国新聞の記事について、以下お尋ねしたいと思います。

第1、国民の知る権利と、平成27年6月1日四国新聞10面「わたしと宇宙展-香川展に寄せて、創価学会名誉会長池田大作」の記事との関係に関して

1、 日本新聞協会の倫理綱領前文では、次のように国民の「知る権利」について高らかに謳われている。

  「国民の『知る権利』は民主主義社会をささえる普遍の原理である。この権利は、言論・表現の自由のもと、高い倫理意識を備え、あらゆる権力から独立したメディアが存在して初めて保障される。新聞はそれにもっともふさわしい担い手であり続けたい。」

 以上である。

2、さて、2015年6月1日の四国新聞10面(以下「6月1日の記事」という)に、創価学会名誉会長池田大作(以下「池田」と称する)が執筆した記事が掲載された。

「わたしと宇宙展―香川展に寄せて―」と題する4分の1頁強の、本人のプロフィールと顔写真付きの記事である。

池田は、2010年5月に創価学会の本部幹部会に出席したのを最後に、現在に至るまで、一般の創価学会員の前に姿を見せないことはもとより、スピーチを行ったことも一切ない。少なくとも、聖教新聞には池田本人が一般の創価学会員と言葉を交わしたとの記事は1度も掲載されていない。この間、数多くの名誉称号を授与するために海外から訪れた人物とも、池田は面談していない。授与式などでは、すべて池田のメッセージが代読されている。

さらに、池田の生存を確認等するために、髙倉において提訴した数多くの裁判(東京地裁 平成23年(ワ)第29303号、第31387号、平成25年(ワ)14052号、平成26年(ワ)22756号、(ワ)第24108号、平成27年(ワ)第5222号)でも、池田本人が生存していることを客観的に証明する証拠は提出されていない[5]

以下省略

 

 他にも『週刊ダイヤモンド』(2016.6.25)などが、池田大作が20105月の本部会議出席以降、公衆の面前から、姿を消したと伝えている[6]。なにゆえ本稿が池田大作の動静に注目するかというと、本稿の主な課題が、池田大作、ジム・ガリソン、ラリー・ヒックマン『人間教育の新しき潮流 デューイと創価教育』(第三文明社、2014年5月3日)、及びその英訳本であるLiving as Learning, John Dewey in the 21st Century, Dialogue Path Press, 2014[7]をその分析の対象とするからである。池田大作の多くの作品が「代作」であるという見識は、創価学会の外部の人間の一部には共有された事情であるが[8]、下手をすると宗教学者達ですら騙されている[9]。勿論、宗教社会学者の主な仕事が民衆に行き渡る信仰を探究するという視点に立つとすれば、池田大作氏の作品がたとえゴーストライターによる「代作」であるとしても、民衆がそれに感銘を受け、それで宗教運動が生じるのであるならば、この問題は些細なことかもしれない。しかし天台本覚論の研究でよく問題になるように、果たして作者は誰なのかを詮索してみることは、仏教学などの世界では基本中の基本であるといえるだろう。後に論じていくが、創価学会が組織的に「代作」を信者に池田大作氏の作品として、販売していることは、倫理的に考えて、果たして正しいことなのか否か、本稿の問題意識はそのあたりにある。

 

[1] http://deweycenter.siu.edu/publications-papers/john-dewey-and-tsunesaburo-makiguchi.html参照。2016712日閲覧。なおこの論文John Dewey and Tsunesaburo Makiguch,Conflueces of Thought and Action も確か初出(何年前か覚えていないが確か8年くらい前)と異なった内容のものとなっているように記憶している。

[2] http://deweycenter.siu.edu/index.html 参照。2016712日閲覧。本論の主題から逸脱するので詳しくは論じないが、アメリカのデューイセンターもこの事態に神経質になっているらしく、最近、頻繁にデューイセンターのホームページを変更している。詳しい流れは、●●●●のFacebookで明らかにしたので参照されたい。

[3] 富士短期大学は池田大作氏の出身校である(この大会後、東京富士大学が2002年開設された)。流れを概観すると、この大会後、アメリカ創価大学が発展し(2001年設置)、創価大学が南イリノイ大学のデューイセンターと提携を結び、デューイセンターが創価大学にも誕生した(2007年2月)。池田大作『私の履歴書』(聖教文庫、1978年、109-110頁)には次のようにある。「当時、東洋商業高校(現東洋高校)を卒業してから、私はともかく将来のことを考えて、大世学院(現富士短大)に行き、同じく夜学に通っていたが、それさえも困難な状況になってきた。二十五年の正月であった。私は恩師に呼ばれた。先生は事業が大変なことを説明され、君が頼りだといわれた。また苦労をかけさせてすまぬ、とも…。生涯をこの人とともにと決めて立った私には、もったいない言葉であったが、師は続けて「仕事も忙しくなるので、ついでは夜学の方も断念してもらえぬか。そのかわり、私が責任もって個人教授をしよう」との話をされた。

私は大世学院を辞めたが、以来、先生は仏法はもとより、人文、社会、自然科学、経済をはじめ、礼儀作法、情勢分析、判断の仕方、組織運営の問題など、すべてを教えてくださった。後日、富士短大から連絡があり、教授会の決定に基づいて論文の提出によって私は卒業となった。各科目ごとに論文のテーマが出されたわけであるが、そのテーマは「日本における産業資本の確立とその特質について」(経済史)、「自由民権思想の諸内容」(政治思想史)などであった」。また池田大作『私の天台観』(第三文明社、1975年)には富士短期大学卒業とある。池田大作氏が近年、なぜ富士短期大学卒業という肩書を使いたがらないか、不明であるが、そして後の論述でもその理由として推測しうる事態を論ずるが、池田大作氏によって富士短期大学に提出された論文が、本人による執筆か否かを学問的に解明することは、重要な研究課題であると思われる。

[4] http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10156505325 2016年7月14日閲覧。

[5]「白バラ通信」http://wrpandora.blog.shinobi.jp/Entry/545/ 参照。2016年7月14日閲覧。

[6] 「日本最強の宗教組織「創価王国」内部崩壊への序章」『週刊ダイヤモンド』(2016.6.2532頁)。

[7] この書籍の出版日時は同書には2014年とあるだけで、日付が判らないが、アメリカの池田センターに10月と記載されているので、日本語版より後なのだろう。http://www.ikedacenter.org/books-publications/book-list/living-as-learning 2016年7月14日閲覧。

[8] 「安保法反対の創価学会元本部職員が実名で衝撃告白「池田先生のお言葉が利用されている」」『週刊朝日』(2016.2.2624)には次のように書かれている。「師匠の秘書業務を担う第一庶務には、師匠の代行で、「メッセージ」を作るチームがあった。そのチームは、全国、全世界の会員の方々に師匠のメッセージを発信する」。≪毎日の聖教新聞の「新・人間革命」や「和が友に贈る」も師匠は弟子に一任されている。聖教新聞社の記者から下書きの内容が送られ、第一庶務の中心者がチェックをして完成させる≫」。またこの記事のwebでの紹介サイトとしてhttp://www.excite.co.jp/News/society_g/20160218/asahi_20160218_0000.html

(2016719日閲覧)がある。

[9]例えば寺田喜朗「新宗教における幸福観とその追求法:生命主義的救済観と教導システム(特集 しあわせ[ 『宗教研究』( 日本宗教学会 編 88(2) (通号 380)2014-09 p.369-396 Terada Yoshirō  Views on the Pursuit of Happiness in Japanese New Religions The Vitalistic Conception of Salvation and Systems of Instruction, Religious Studies in Japan Vol. 3 (2016)

            つづく

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 ご承知のように、日本での裁判には多額の費用がかかります。今後の訴訟展開を考えると、訴状に添付する印紙代だけでも、かなりの費用が必要となります。大変恐縮ですが、皆様方のご支援を衷心よりお願い申し上げます。
 これまで義捐金を振り込まれた皆様方には、心より厚く御礼申し上げます。皆様方からの義捐金の振り込み通知が届く度に、私は涙が込み上げて参ります。ありがたい限りです。
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         記
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» 新刊『実名告発 創価学会』
今週の新刊で
 『実名告発 創価学会』という単行本が
  金曜日=出版社から出たようです。
目次は
 第1章 安保法制容認は名誉会長の意思とは真逆だ
 第2章 幹部職員のありえない官僚化・権威化を暴く
 第3章 意見する人間を徹底排除する本部執行部
 第4章 同志と共に「正義の闘い」に挑み続ける
 第5章 『週刊金曜日』編集部が著者に聞く創価学会への疑問
……という感じです。

これまで、創価学会には、正直、
 強い興味を持っていなかったのですが、
 この本は、購入して読んでみようと思います。
教員免許更新講習の教え子 2016/11/18(Fri)23:49:21 編集
» 無題
最近、告発本多いようですね。
いつだったか、最近の日経新聞の広告案内で
現在の公明党と創価学会の関係について書かれた本が
宣伝されてました、本のタイトルはっきり思い出せない‥
同じく日経新聞の日曜版の特集記事(8月か9月、?)で
公明党の歩みと創価学会について書かれており、
現在の党本部では、創価学会以外の支持層を広げていく
という考えも出てきているそうです、
もう一体となった活動には限界を感じているのでしょうか。
日付等々うろ覚えで申し訳ありません、
客観的な現在の認識のいくつかとして、提示させていただきました。

宝星 2016/11/19(Sat)13:09:47 編集
» 真っ赤な嘘が書かれています。
教員免許更新講習の教え子様

 コメントをお寄せ頂き、心より厚く感謝申し上げます。教員免許更新講習の教え子様のお名前を目にすると感激します。

 さて、ご紹介の本『実名告発 創価学会』は、まだ、その一部にしか目を通していません。

 しかし、この本の248頁から249頁には、「真っ赤な嘘」が書かれています。

 共産党との関係についての質問の箇所で、「私は特に「創価学会が共産党を『敵視』しているとの話を聞いたことはありません。」と著者の1人が述べています。

 しかし、これは、正真正銘の「真っ赤な嘘」です。選挙の際には、創価学会の幹部は、共産党を『敵視』する発言を盛んに述べています。

 なぜ、この本の著者が、選挙活動に取り組んだ創価学会員であれば、即座に「真っ赤な嘘」だと分かることを述べているのか、私には全く理解できません。
希望 2016/11/19(Sat)21:03:54 編集
» ありがとうございます!
宝星様

 コメントをお寄せ頂き、誠にありがとうございます。

 日本経済新聞の記事には、全く気が付きませんでした。情報提供に対して、感謝申し上げます。
希望 2016/11/19(Sat)21:07:07 編集
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。
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