国立大学法人香川大学の地域人材共創センターで、昨日4月20日に、第1回目の公開講座「映画で学ぶ法律学:グループワークによる実践的法理解」を実施しました。
テーマは「冤罪と法の正義」で、映画「それでもボクはやってない」を取り上げました。
本来の予定では、グループワークで意見交換をするつもりでした。しかし、私の手際が悪く、スケジュール通りに進行することはできませんでした。
幸いなことに、事務局のご配慮で、終了時間を延長することが可能となりました。そこで、参加者の方々でご都合の良い皆さんとは、午後5時以降も自由な雰囲気で語り合うことができました。ありがたい限りです。
なお、この講座のテーマは、下記の通りです。
1回目 冤罪と法の正義
2回目 告発と法の役割
3回目 子どもの権利と社会的責任
4回目 信仰と法の衝突
5回目 国際関係と法
6回目 詐欺とデジタル社会の法律問題
7回目 AIと法律の未来
以上
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なお、義捐金の収支に関しては、裁判がすべて終了した時点で明らかにさせて頂きます。
国立大学法人香川大学の地域人材共創センターで、公開講座を担当することになりました。期間は、4月20日(土)から7月20日(土)までです。隔週、3時間連続で実施します。
講座名は、「映画で学ぶ法律学:グループワークによる実践的法理解」です。
講座内容は、「本講座では、映画を通じて法律学を学び、グループワークで討論しながら理解を深めます。選定された映画で法律問題について議論し、法律の考え方を学びます。基本から応用まで、法律が日常生活にどう関わるか、考える力とチームワークを育みます。」とパンフレットに記載しました。
詳細は、次回のブログでご紹介致します。
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ご存知の方もおられるとは存じますが、日本社会科教育学会で「憲法教育に関する講演会」http://socialstudies.jp/ja/research_meeting.html
が開催されます。
以下、この講演会の内容をご紹介致します。私は、ズームでの参加を予約しました。
記
日時: 2024年3月20日(水・祝)13時50分~16時
講演テーマ:社会・憲法の変化と憲法教育の課題
講演者:宍戸常寿氏
(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
参加費は無料で、ライブ配信もなされるようです。参加の申し込みの締め切りは、2024年3月18日23-時59分までです。日本社会科教育学会のホームページhttp://socialstudies.jp/ja/research_meeting.html
をご参照ください。
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シナリオ「三つ子の魂百まで-三歳児から学ぼう日本国憲法を-」のつづきをご紹介致します。このシナリオは、2021年度のさぬき映画祭シナリオコンクールに応募した作品です。
21 香川大学・5号館・社会科研究室
希望、早苗、賢治、洋平が座っている。暖簾を開きながら、島津と二人の子どもを連れた女性村上純子(35)が入って来る。
洋平「どうしたんですか?教授」
島津は、学生達にアンケート用紙を渡しながら、ニッコリと笑う。
島津「皆、良く頑張ったね。アンケート用紙に目を通しけど、とても楽しかったので、来年も参加したいと記されたものが数枚あったよ」
賢治「来年は、次の二年生が担当するのでしょう」
島津「そうだよ。忙しいだろうけれど、後輩達に協力して欲しいね。ところで、君達に頼みたいことがあるからと、村上さんという方が会場で声を掛けて来られたんだ」
村上「(ニッコリしながら)子ども達が、とても楽しかったと。直接、皆さんにお礼が言いたいと」
子供達が目を輝かせながら、「ありがとう」と述べる。
村上「皆さんにお願いしたいことがあります。」
早苗「どんなことですか?私達でお役に立てれば」
村上「子供達と一緒に学び合える日本国憲法のガイド・ブックを作って頂けないでしょうか?親子で読むことができる本があれば」
希望「ガイド・ブックですか」
村上「そうです。小さな子ども達と楽しみながら読むことができる本があれば。憲法に関連する施設や映画なども一冊にまとめたガイド・ブックのような物であれば」
島津「旅行に行く時には、観光ガイドの本を見ながら考えるだろう。家族でワイワイ言いながら、憲法のことを話し合える手引きのような本があれば便利だよ。」
賢治「希望さん、任せるよ。俺は忙しいからね」
早苗「希望ちゃんがシナリオを執筆できたのは、賢治君が発見した絵本のおかげじゃない」
洋平「賢治さんと俺は、それぞれ黒マントと憲法君の段ボール箱姿で、表紙を飾りましょう」
島津「村上さんのお願いは素晴らしいよ。私の書いた憲法大学習運動に関する論文を下敷きにすればいいよ。私も一緒に取り組むよ」
早苗「希望ちゃん、一緒にやろうよ」
希望「分かりました。ガイド・ブック作りに挑戦します。皆で力を合わせてね」
子ども達が歓声を上げる。
完
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シナリオ「三つ子の魂百まで-三歳児から学ぼう日本国憲法を-」のつづきをご紹介致します。このシナリオは、2021年度のさぬき映画祭シナリオコンクールに応募した作品です。
19 香川大学・5号館・202教室
「ようこそ、社会科研究室へ」との模造紙が、教室の上壁に貼られている。壁に向かってホワイトボードが置かれ、その前にパイプ椅子が横8列、縦5列に並べられ、幼い子が5名、低学年生が8名、小学校高学年生が10名、高校生が5名、保護者と思われる男性が3名、女性が7名着席。劇は無事に終了し、早苗が微笑みながら登場する。
早苗「(マイクを握りながら)今から、劇のメンバーを紹介します。私はアナウンサー役をした社会科研究室二年の真鍋早苗です。高校の先生を目指しています」
着席している人々が拍手する。
早苗「つぎに、黒マントのお兄さんを紹介します」
賢治が、両手を高々と拡げながら登場する。
賢治「(高笑いしながら)俺が国家権力の役をした黒田賢治です。将来は、フリーター志望のチャランポラン人間です」
「憲法君」と書かれた段ボール箱を身にまとった洋平が、ニコニコしながら登場する。
洋平「憲法ビームは凄かったでしょう」
20 香川大学・5号館・202教室・参加者席
黒マント姿の賢治と、段ボール箱を身にまとった洋平が、子供達にキャンディーの入った小袋を配っている。
早苗「お待たせしました。最後に、劇のシナリオ作成、演出、監督を一人で担当した学生を紹介します。皆さんにクイズです。男の学生でしょうか?女の学生でしょうか?」
前列に座っている幼稚園児らしい男の子が「男に決まっているよ」と叫ぶ。
早苗「残念でした。女の子です。大塚さんです。社会科研究室のスーパー・ヒロインです」
希望が拍手をしながら現れる。
希望「今日はありがとうございました。社会科研究室二年の大塚希望です。中学校の社会科の先生になることを目指しています」
参加者が全員立ち上がって拍手する。「楽しかったよ。お姉ちゃん」と小学校低学年生が声を掛ける。
希望「(ニコニコしながら)ありがとう。ありがとうございます。会場にいる全ての人に感謝します」
つづく
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。