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「永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ。」
 「創価学会池田カルト一派との裁判シリーズ その65」では、池田大作創価学会名誉会長、原田稔創価学会会長、山本哲也創価学会副会長、田村隆雄創価学会副会長、宗教法人創価学会の訴訟代理人である弁護士達から提出された準備書面をご紹介致しました。
 
 今回のブログでは、平成24年6月1日付けで佐々木信行香川大学教育学部教授の訴訟代理人から提出された準備書面を掲載するつもりでした。
 
 しかし、私の訴訟代理人である生田暉雄先生から、平成24年6月11日付けで提出した準備書面の方を、先に掲載するようにとのご指示がありました。
 
 そこで、「原告が被告池田及び被告創価学会等から迫害を受ける真の理由-創価学会の違法選挙活動と髙倉事件は密接不離-」とのタイトルが付けられた準備書面をご紹介致します。
 
 この準備書面に関するご意見やご感想を、コメント欄に投稿して頂ければ幸いです。皆様方のコメントを手掛かりにして、生田先生は新たな準備書面を作成されるとのことです。
 
 なお、最近、このブログに創価学会本部からのアクセスが増加しています。興味深い現象です。
 
            記
 
平成23年(ワ)第413号、第29303号、第31387号
損害賠償請求事件
準 備 書面 (13)
 
原 告  髙  倉  良  一
被 告  原  田    稔
                   外5名
 
平成24年6月11日
 
              原告訴訟代理人
               弁護士   生  田  暉  雄
 
東 京 地 方 裁 判 所  御 中
 
 
原告が被告池田及び被告創価学会等から迫害を受ける真の理由
― 創価学会の違法選挙活動と髙倉事件は密接不離 ―
 
 
                 記
 
第1、はじめに
 
1、髙倉事件と、創価学会の違法選挙活動
 
 髙倉良一が池田及び創価学会その他創価学会員から種々の不法行為を受け、それに対し、髙倉は現在、損害賠償請求中であるが、その髙倉事件は、創価学会の違法選挙活動と密接不離の関係にある。
 創価学会は違法な選挙活動を学会ぐるみで大々的にしている。そのため、学会の活動が外部に漏れることに非常に敏感であり、会員の日常の行動を学会において把握し、違法な選挙活動が外部に漏れることを防いでいる。
そのため、学会員を強力に統制し、また学会員をマインド・コントロールする必要にかられている。
 創価学会は髙倉が反学会活動をし、学会情報を学会外に流しているのではないかと強い疑念を持った。また、熱心な婦人活動家を離脱させようとした。そのため、髙倉に対し、種々の違法行為を行ったのである。
 それが即ち、要約すると5件の違法行為・不法行為である。①日記の奪取、②違法査問、③殺人予告、④拉致未遂、⑤離婚強要である。
 良心的で誠実な創価学会員である髙倉に対する影に脅える創価学会の度外れた迫害である。
 
 2、日記中の池田カルト批判
 
 原告の日記中、創価学会が池田カルト化していることや池田カルトに対しては相当批判的な言辞が見られる。その例を多少挙げれば、⑴平成18年5月11日、池田を打倒すること、それは情報戦が最も有効だと思う。池田カルトの真の姿を、全世界の人々の前に明らかにする。⑵平成19年1月10日、池田の本質を暴露し、池田カルト教団と化した現在の創価学会を崩壊させなければならない。等である。これは次のような理由によるものである。原告の妻和美は、原告髙倉良一の収入を考えることなく、創価学会に対する高額の寄附をする。
  妻和美は、度を越した池田創価学会の盲信的・熱狂的信者でもある。
  聖教新聞の一面大見出しに創価学会の記事が出ると大喜びし、一日機嫌が良いという人物である。
  池田からの和歌のメッセージがあると一刻も早く地区の人々に伝えに走り回るという人物でもある。
  原告髙倉良一は、日蓮仏法を信ずる者として、妻和美を池田カルト化した創価学会の呪縛に基づく盲信から救出しようとして、創価学会が池田カルトである旨の日記を書き、長男一成とともに妻を池田カルトから救出しようと努力しているものである。
  しかしながら、原告の日記の記載中、被告池田の行為がカルト等である点については二番煎じで、別段新しい主張ではない。
  例えば
   「創価学会・公明党の解明」福島泰照著、展望社刊1969年12月、
   「創価学会・公明党 池田王国の落日」中川義雄著、人間の科学社刊1991年2月、
   「創価学会池田王国の崩壊」永島雪夫著、リム出版社刊1992年6月、
   「虚飾の池田大作」中川義雄著、人間の科学社刊1993年12月、
   「創価学会亡国論」幸福の科学広報部編、幸福の科学出版刊1995年2月、
   「システムとしての創価学会・公明党」1999年10月、
   「シンジケートとしての創価学会・公明党」1999年11月、
   「カルトとしての創価学会、池田大作」2000年11月、いずれも古川利明著、第三書館刊、
   「創価学会・公明党の犯罪白書」山崎正友著、第三書館刊2001年8月、
   「池田大作の品格」小多仁伯著、日新報道刊2007年12月、
   「PARTⅡ 池田大作の品格」同、2009年7月、
                       等である。
 それにもかかわらず、原告が池田及び創価学会等被告らから厳しい迫害を受けるのはなぜなのだろうか。
 
 3、原告が創価学会等から迫害を受ける理由
 
 推測するに、一つは、原告が創価学会の内部事情を学会外に流しているのではないかと疑われたこと。二つ目は、原告が創価学会の違法選挙を含めて創価学会の活動に異常な程熱心な妻和美に、創価学会は池田カルトであることを解らせて、創価学会の活動から手を引かせようとしたことが、池田や創価学会の逆鱗に触れたのである。
 後に検討するように、創価学会は違法選挙活動が創価学会の活動として常態化しており、その創価学会の違法選挙活動を荷っているのは婦人部の会員である。
 熱心な婦人会員を創価学会から離れさせることは、創価学会の存亡にかかわる重大事件だからである。
 婦人会員を創価学会から離れさせようとする原告に対し、原告が国立大学の大学教授であることもあって、創価学会の内部情報を外部に流せば、婦人会員を創価学会から離れさせようとすれば、このような目にあいますよ!という、いわば「いけにえの子羊」に原告を仕立て上げたのが、本件髙倉事件である。
 本件日記を一読すれば解ることであるが(一見は百聞に勝る)、日記の内容は池田カルトの原因を、読む者をして誰にでも理解可能なように順々と解き明かした書ではない。ただ創価学会が池田カルトであることを、随所に繰り返し主張しているだけである。
 また、創価学会の違法選挙活動については、具体的な選挙活動に触れた記述は2007年7月26日に幹部の指示を書いているもの1箇所だけである。
 妻和美に池田カルトから離れるように順々と解き明かした日記でもない。
 表題に「髙倉親子奮闘記」とあるように、妻和美から学会活動を熱心にするように命じられる原告髙倉が、創価学会に関する外部の勉強会に出席し、自分も自分なりにやっていますよ、創価学会は池田カルトで力が入りません、貴方も早く池田カルトに気づきなさいよ、長男の一成も私と同意見ですよ、といった夫婦間のいわば甘えの書に過ぎないといえば酷論に過ぎようか、とさえ思われる日記に過ぎないものである。
 
 
第2、原告の日記に書かれた創価学会の選挙について
 
 原告の日記中の創価学会の選挙に関する記事は別段特別視するものは一切無い。
 念のため、どのような記事であるか明らかにする。
 
 1、原告の日記中、創価学会の選挙に触れたところは、以下のとおりである。
 
  ⑴ 2007年4月9日(1頁、公明党の地方議員は民衆のために政治家になろうという良心的な人々である。しかし、池田の正体を見抜いた上で政治活動をしようと考えている人間はいないことだろう。)
 
  ⑵ 2007年4月10日(1頁、投票率が全国的に低下した。公明党の全員当選は、候補の絞り込みと、低投票率に支えられた虚像の勝利だ。)
 
  ⑶ 2007年4月11日(2頁、高松文化会館でも活動者会議に参加したこと。フライデーと、週刊現代の記事について。)
 
  ⑷ 2007年4月12日 憲法改正国民投票案の強行採決。
   宗教貴施としての池田大作は、その責任が糾弾されなければならないこと。
 
  ⑸ 2007年4月23日 昨日の統一地方選挙で、公明党の候補は全員が当選したこと。
    しかしながら、少なくとも高松市の公明党の獲得した票数からは、創価学会の限界がはっきりしたように思われること。
    40人の当選者の中で、21位、22位、25位、31位、32位、33位で、合計得票数は17,930票に過ぎないこと。
    投票率が50.76%だから、投票率が上がれば落選すること。
 
  ⑹ 2007年4月24日 聖教新聞の一面に大見出しで「全国が完勝、同志に感謝」等、書かれ、和美さんは大喜びであること。
    池田先生からの和歌のメッセージを、和美さんは、少しでも早く伝えようと地区を朝から廻っていること。
    和田さん、野崎さんに今回の選挙結果の分析を聞いたこと。
    池田の本質を国民の大多数が見破る事態が生じることを願うのみであること。
 
  ⑺ 2007年5月13日 昨夜のニュースで公明党の太田代表が今回の参院選で勝たなければ日本は混乱するとファナティックな調子で演説していたこと。
    今朝の新聞で、与党が過半数割れになれば政局が流動化すると報じられていたこと。
    政局が流動化して困るのは池田に他ならないこと。
   自公連立を崩壊させなければならないこと。
 
  ⑻ 2007年7月26日 四国池田会館で開催された地区部長会に出席したこと。
   幹部が民主党を「仏敵」と断定していたこと。
   話の内容は、創価学会が平和団体という仮面の下に独裁体制を目指していることを宣言したような演説であったこと。
                以上
 
 以上のように、本件日記の内容は、良心的な創価学会員が創価学会の現状を憂え、現状を何とかしてほしいとの願いを込めて書かれたものであっても、池田カルトを止める以外の現状改革を具体的に述べたものでもない。
 この程度のものでも被告池田や被告創価学会が創価学会の違法選挙活動について、脅えているのである。違法選挙活動の実態を次に述べることとする。
 
 
第3、創価学会の違法選挙活動の実態
 創価学会の違法選挙活動の実態は以下のとおりである。
(邪教から国政を守る会編「選挙違反撃退完全マニュアル」幸福の科学出版、
北川紘洋他著「創価学会の選挙」はまの出版、
堀幸雄著「公明党論」㈱南窓社、
古川利明著「システムとしての創価学会=公明党」第三書館、等)。
 
 1、違法活動の実態
 
  ㈠ 以下、⑴~⑷の噂が絶えない。
 
   ⑴ 戸別訪問
     見境のない戸別訪問の人海戦術。
     警察が、公明党などの創価学会の圧力で摘発を控えていることをよいことに、違法戸別訪問を大々的に実施する。
 
   ⑵ 買収事案
     戸別訪問のため各県から送り込まれた会員は、戸別訪問先に手土産を置いていく、これは実質的に買収事案である。
 
   ⑶ 替え玉投票
     組織ぐるみで、他人の郵便受けから投票入場券を盗み、会員が本人になりすまして投票する。
     投票は、投票所が閉まる時刻ギリギリに投票する。
 
   ⑷ 住民票の移動
     3ヶ月前から目的の選挙区に会員の住民票を集中的に移動し、選挙権を得る。
 
   ⑸ 連れ出し作戦
     年寄りや障害者を不在者投票の期間中や選挙当日に送り迎えで連れ出し、候補者の名前のメモを渡し、耳元で候補者の名前を繰り返す。
 
   ⑹ 見舞い作戦
     会員の入院先の病院に、婦人部は、3ヶ月前から徹底して他の入院患者に見舞いをし、人間関係を蜜にして投票依頼に備える。
 
   ⑺ 当日運動の禁止違反
    会員は、朝早くから地域拠点に集まり、活動家の指示した名簿をもとに、何回も投票所へ行き、投票所の前に張り付いて、自分たちの投票依頼をした人が来たかどうかチェックし、本人を投票所へ送り迎えする。
 
   ⑻ 地域幹部による監視
     不在者投票の期間中は、役所の玄関で、投票日には投票所で、地域の幹部は何時間でも待機して、依頼者の投票を見守り、会員の連れ出し作戦の実践を監視し、会員自身の忠勤度をも監視する。
 
   ⑼ 選挙活動の思想、行動基準
    ① 「池田先生のために」の一言がすべてにおいて優先し、選挙活動に邁進する。
    ② 断られても、断られても、執拗に説得を繰り返すのが、選挙活動の基本である。
    ③ 普段は脱会者に対し、悪口雑言を浴びせているが、選挙になると臆面もなく近づき、作り笑顔で投票を依頼する。
    ④ 投票の意思があいまいな人に、公明党への投票をしつこく迫る。
    ⑤ 相手の気持ちの忖度などしない。嫌がっている相手にも、しつこく投票を依頼する。
    ⑥ 一票でも多くとることが功徳になり、怠ると罰が当たると信じている。
    ⑦ 選挙活動の基本は、相手の気持ちなど忖度せず執拗に説得を繰り返すことにあり、このことがかえって人間関係を壊すことになるが、そのことも一切気にしない。
 
 
第4、違法選挙活動が創価学会員に与える影響
 
 1、宗教的熱意の履き違えとしての選挙活動
 
  ⑴ 創価学会は公称850万世帯といわれているが、実質はせいぜい240万世帯である。
    そのうち活動家は60万世帯で、その家族も入れてこれが約200万票、そしてF票(フレンド票)が400万から500万票である(前記「システムとしての創価学会公明党」147頁)。
    60万の活動家世帯で500万票も獲得できるのは、違法行為を大々的にしているからであるといわれている。
 
  ⑵ 草創期、創価学会は「病人と貧乏人のための宗教組織」といわれるほど社会の低所得者層が多かった。
    社会の底辺で認められず鬱屈した思いを旨に秘めている名もない人たちに、創価学会は手を差し伸べた。
    戦後の急激な経済成長で、従来の共同体が崩れてゆく過程で、宗教を軸に「助け合う」という関係を再構築したともいえるのが創価学会である。
 
  ⑶ 1970年をピークに学会員数は頭打ちに入り、その後は漸減傾向に入り、宗教活動の装いを時代にあわせる必要があった。1969年末の言論出版妨害事件を機に、官僚機構としての面では精微になり、権力機関に侵誘するが、宗教組織としては、時代に合   わせることが出来なかった。
 
  ⑷ 創価学会の「指示団体」である公明政治連盟の発足が1961年そして公明党が順調に滑り出し、1969年12月の総選挙で、衆議院で47議席を取り、これ以降、学会活動のどこまでが宗教活動か、どこからが選挙活動かわからないぐらいに、学会は選挙活動にのめりこんでいくのである。
 
  ⑸ 時代の変化に合わせた宗教活動の代わりに、選挙活動が学会の活動となってゆくのである。
    学会は選挙活動によって維持され、発展の源は選挙活動になっているとさえいわれている。
 
 2、選挙活動は、学会及び会員に対する全能感、違法行為に対する麻痺を与える
 
   いわば何でもありの選挙活動を繰り返す中で、会員は何でも出来るのだ、やれば出来るのだ、という全能感を得る。
   特に女性会員においては、男性会員よりも獲得票が多く、男性に対して優位をほこれる。
   また、戸別訪問、当日運動等、違法行為をしていても違法性の意識が麻痺する。
   選挙活動の中心は女性会員であるが、女性のいわゆる態度が大きくなり、世間一般の人間関係のスムーズさに欠けることともなり、謙虚さが欠けることにもなり、益々一般社会生活からは孤立する。
 
  ⑴ 選挙活動が会員をマインド・コントロールする手段となっている
 
   ① 極端に、執拗に投票の説得活動を繰り返すことで、人間関係を壊し、会員は会員同士以外、会員外の一般市民との人間関係が持てなくなる。
    特に会員には専業主婦が多いが、専業主婦の多くは、もともと世間の人間関係が狭いところへもってきて、極端な選挙活動で人間関係を狭めているので、創価学会以外に頼る人間関係も無くなっている。
     専業主婦の会員の多くにとって、創価学会だけが全生活であるということにもなりかねない。
 
   ② 創価学会には300人を超える副会長が居るが、女性は誰一人として副会長にはなっていない。
     これは、創価学会における男女同権意思の遅れとみるべきではなく、女性の副会長を出そうと、女性を発奮させて選挙活動に邁進させるとともに、女性会員の結束力を強めること、そして女性に広い視野を出来るだけ与えないようにして、すべて学会内    部の思考方法で考えさせるためである。
     女性副会長の問題についても、組織論的に解明すべきである。
 
   ③ このようなことから、女性会員には「池田会長は素晴らしい人物」という宣伝が最も効果的に伝わり、「池田先生のため」ということで、さらに、選挙に邁進し、ますます学会にのめり込んでいくのである。
 
   ④ 専業主婦の学会の女性の多くは、創価学会内部の新聞、雑誌しか読まず、池田の、市販の雑誌は読むな、の指令を厳密に守っているので、情報の点からも創価学会一色になり、創価学会以外の考えは全く無くなる。
     専業主婦の学会の女性会員の多くは、創価学会のマインド・コントロールを受けているといってよい。
 
   ⑤ このようにして、なかんずく専業主婦の女性会員は創価学会の求める方向に向かい、創価学会の指示に簡単に従い、完全に創価学会のマインド・コントロールに陥るのである。
 
   ⑥ 創価学会によるマインド・コントロールを考える場合、違法選挙活動を抜きには考えられないこと。
     男性会員と女性会員とではマインド・コントロールに陥る度合いが異なること、女性会員でも職業を有する会員と専業主婦では異なることを理解すべきである。
 
 3、原告髙倉の日記が被告池田や被告創価学会らから、髙倉迫害の原因とされる理由
 
 以上見てきたように、創価学会は違法行為も含め、選挙活動を学会ぐるみで大々的にしている。
 そのため、学会の活動が外部に漏れることに非常に敏感であり、会員の日常行動を学会において把握し、違法な選挙活動が外部に漏れることを防いでいる。
 そこで、学会員を強力に統制し、また、学会員をマインド・コントロールする必要性にかられている。
創価学会は、髙倉が反学会活動をして、学会情報を学会外に流しているのではないかと、強い疑いを持った。そればかりでなく、選挙活動の中心である婦人会員を、池田カルトを理由に創価学会活動から離反させようとした。
 この離反行為が成功すると、この方法を嗃矢として、婦人部の活動がにぶり、創価学会は瓦解するおそれなしとしない。そのため、以下の違法行為、不法行為を、創価学会は髙倉に対して行った。
 これが即ち、本件の違法行為・不法行為であり、要約すると5件、即ち、日記の奪取、違法査問、殺人予告、拉致未遂、離婚強要、を行ったものである。
 
 
第5、創価学会は違法な選挙活動を止めるべきである。
 
 1、本件日記は、創価学会が池田カルト化したものであることを随所にひんぱんに書いている。
   しかし、池田カルト化した原因、池田カルトであることによってどのような弊害が生じているかなどを順々と説明したものではない。
   いわば、創価学会活動家の夫婦間において、妻和美から学会活動を強制される夫髙倉においても、自分も自分なりに活動していること、創価学会は池田カルトで力が入らないこと、長男も同意見であること等を書いた、ある種の夫婦間の甘えに似た日記である。
 
 2、このような日記でさえ、被告池田や被告創価学会は敏感にならざるを得ない状況にあるのである。
   それはとりもなおさず、創価学会が違法な選挙活動を、違法だと知りながら組織的にやっているからに他ならない。
   創価学会が違法な選挙活動を止めなければ、第2、第3の髙倉事件が起こることは必至であろうと思われる。
 
 3、何よりも恐ろしいことは、熱心な婦人会員であっても、何らかの事件をデッチアゲられて、第2、第3の髙倉事件にならないとも限らないことである。
   あれほど熱心な婦人会員でも創価学会の意向に少しでも反するとああなるのだという「みせしめ」にされるおそれが無いとはいえないのである。
 
 
第6、思想、良心の自由を平気で侵奪する池田創価学会
 
 1、どのような思想を抱こうと、行動に出ずに思想に止まっている限りは、思想、良心の自由として、憲法上保障されている(憲法19条)。
   仮に、池田殺害の思想を抱こうとも、思想に止まる限りは自由である。
   池田カルトを全世界に暴露しなければならない。池田カルトの創価学会を崩壊させなければならない。といった思想を持つことも自由である。
   仮に日記にそのような言辞を書き止めることも自由である。
   そして、その日記を夫婦共同体の一員である妻に読むことをすすめて渡すことも自由である。
   ところが、池田、創価学会は、日記に将来出版計画がほのめかされていること(平成19年9月17日、平成19年9月27日)をもって、原告は自己情報コントロール権を放棄したと解する(被告準備書面⑵平成24年5月31日付8頁)。
   そこで、日記をどのような手段で入手し利用しようと違法ではない、自由である、というのである。
   将来の出版計画があることと、既に出版をしたこととの区別も理解出来ない見解に驚かされる。
   原告としては、もう少し緻密な議論の出来る被告らを相手にしているつもりであったが、そうではなかったのであり、仕方が無い。
   いずれにしても、違法選挙活動のためには憲法違反であろうとなかろうと手段を選ばないのが、池田創価学会である。
 
 
第7、原告の受けた池田、創価学会からの5つの迫害は明らかとなる。
 
 1、原告は、被告池田、創価学会から数々の迫害を受けながら危機一髪というところで幸運にも助かり、逆に、原告として本訴を提訴して、池田・創価学会に反発をして追い詰めている。
   危機一髪の例は、拉致未遂の点では、原告が事前に相談をした弁護士から、当日、創価学会の和田氏との待合せ場所へ行ってはいけないとアドバイスを受け、その通り実行して、難を逃れたこと。違法査問が比較的穏やかに済んだのは、当日臨席するはずであった  創価学会の暴力的査問の専門家である担当役員がノロウィルスのため急遽欠席し、創価学会が予定していた査問通りの査問が全くなされず、原告は査問に事かりて、暴力等を受けずに済んだこと、等である。
   これらは、原告が池田創価学会の不正を暴くことに、どこからともなく、援助がされていると信じざるを得ない状況である。
   原告は、池田・創価学会の不法行為のうち、日記の奪取こそ防ぎ得なかったものの、殺人の予告(実行)、離婚強要については、いずれも法的に強力に争ってこれを防いでいるのである。
 
 2、被告池田、創価学会は、原告の本件訴に対して、池田・創価学会ら被告準備書面⑵(平成24年5月31日付)で全く虚偽の反論をしてきた。
   次回準備書面以降で、被告池田・創価学会の虚偽は白日の下に晒されることになろう。
 
                      以上
 
 先日、募集を開始した「白バラ運動支援義捐金」に、義捐金を振り込まれた方々に対して、心より厚く御礼申し上げます。本当に助かります。
 
 本来ならば、お一人お一人の名前をご紹介し、御礼を申し上げなければと存じます。
 
 しかし、そうすると、創価学会池田カルト一派に手の内を明らかにすることになります。そこで、このような形で御礼を申し上げる非礼をお許し下さい。
 
 白バラ運動支援義捐金の振替口座の番号は下記の通りです。1口300円です。ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 ツイッターのユーザー名はsirobara_tuusinです。
 
           
 
1. 郵便局の振り込み用紙や、お手持ちのゆうちょ銀行の口座から振り込まれる場合
 
   口座記号番号 01680-3-132288
   口座名称(漢字) 白バラ運動支援義捐金
   口座名称(カナ) シロバラウンドウシエンギエンキン
 
2. 他の金融機関から振り込まれる場合
 
   店名(店番)一六九(イチロクキュウ)店(169)
   預金種目  当座
   口座番号  0132288
 
 郵便局からの振り込みの手続きについては、以下のホームページをご参照下さい。
 
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_tujo.html
 

 
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 池田大作創価学会名誉会長、原田稔創価学会会長、山本哲也創価学会副会長、田村隆雄創価学会副会長、宗教法人創価学会の訴訟代理人である弁護士達から提出された準備書面を掲載します。
 
 私の訴訟代理人である生田暉雄先生は、常々、この裁判は創価学会にとって致命傷となると言われています。しかし、この準備書面こそが創価学会に大打撃を与えるものです。
 
 この準備書面は恐るべき内容のものです。なぜ、創価学会池田カルト一派の訴訟代理人である弁護士達が、下記のような内容の準備書面を作成したのかが不可解です。
 
 この準備書面の中のどのような箇所が、創価学会に大打撃を与えることになるのかについては、後日説明させて頂きます。
 
 なお、この準備書面は「創価学会池田カルト一派との裁判シリーズその53」(http://wrpandora.blog.shinobi.jp/Entry/105/)でご紹介した東京地方裁判所民事第12部が作成した主張整理案についての意見を述べたものです。
 
                         記
 
平成23年(ワ)第413,29303,31387号損害賠償請求事件
                                                                     ′
原 告 髙倉 良一
被 告 原田 稔 外5名
被告準備書面(2)
              平成24年5月31日
 
東京地方裁判所民事第12部合議係 御中
 
        被告原田稔外4名   
        訴訟代理人弁護士  福島啓充
        同         宮山雅行
        同         井田吉則
        同         石田廣行
 
第1「原告の主張(請求原因)」(主張等整理案2頁)に対する認否
1 1について
 
  認める
 
2 2について
 
(1)(1)「原告の日記の奪取」(主張等整理案3頁)について
 
 ア アについて
 
 原告が被告創価学会の問題点であると考えるところを日記に記載していたこと、原告が、平成19年10月6日の朝、被告創価学会の会員である和美に対し、被告創価学会の問題点なるものを記載した合計1000頁にわたる6冊の日記(以下「本件日記」という)を渡したこと、被告田村が、本件日記を被告山本宛に送ったことは認め、その余は不知ないし否認する。
被告田村が,本件日記を和美から奪取した事実はなく、被告山本以外の創価学会員が本件日記を読み得る状態に置いた事実も一切ない。
 
イ イについて
 
  争う。
 
(2)(2)「本件日記の閲読」(主張等整理案3頁)について
 
ア アについて
 
 被告山本,被告田村は,平成l9年I1月頃、本件日記のごく一部に目を通したことは認め,その余は否認する。
 そもそも,被告原由が本件日記を閲読したことはないし,また,被告原田らが、被告佐々木との間で,メール,インターネット電話サービス(Skype),電話等の通信手段を用いて会合を行い,被告佐々木に本件日記を伝えた事実もー切ない。
 
 イ イについて
 
    争う。
 
(3)(3)「被告佐々木による強要」(主張等整理案4頁)について
 
 ア アについて
 
 否認ないし不知。
 被告原田らが,被告佐々木との間で,メール,インターネット電話サービス(Skype),電話等の通信手段を用いて会合を行い、原音への査問を共謀した事実は一切ない。
 
イ イについて
 
  争う。
 
(4)(4)「殺人予告による脅迫」(主張等整理案4頁)について
 
 ア アについて
 
 否認ないし不知。
 被告原田らが,平成20年2月11日に,被告創価学会本部において,和田に対する査問などの共誅を行ったこと,和田に対して、高松にいる被告創価学会の会員が原告を何らかの方法で殺すと言っている旨告げた事実は一切ない。
また.被告原田は、平成20年2月14日に和田と会ってもいないし,被告山本も,和田と面談をしたことはあるものの,面談場所は、被告創価学会本部ではなく,新宿の居酒屋である。
 
イ イについて
 
 争う。
 
(5)(5)「拉致未遂」(主張等整理案6頁)について
 
  ア アについて
 
 否認ないし不知。
 被告原田らが,平成20年2月12日,同月15日に,原告を拉致するとの共謀をした事実は一切ない。また,被告原田らが,和田に対して,原告と待ち合わせを行う約束をするよう指示したことはないし,和田から原告との待ち合わせの場所,時間を聞いた事実も一切なく,原告を拉致する手はずを整えたことも一切ない。
 
イ イについて
  
  争う
 
(6)(6)「被告山本による脅迫及び強要」(主張等整理案6頁)について
                                  l
ア アについて
(ア)は否認する。被告原田らが,原告の主張する共謀を行った事実は一切ない。
(イ)については、被告山本が,平成20年2月24日に、京王プラザホテルの一室において,原告と面談したことは認め、その余は否認する。被告山本が,原告に対して,原告が主張するような脅迫行為に及んだこともないし,被告創価学会幹部に対する謝罪や和美への詫び状を書くことを強要したことも一切ない。
 
  イ イについて
 
   争う。
 
(7)(7)「離婚調停の申立て及び離婚訴訟の提起」(主張等整理案7頁)について
 
  ア アについて
 
 否認ないし不知。
   被告原田らが,被告池田に対し,原告が反創価学会活動を行っている旨報告した事実は一切ない。また,被告池田から、被告原田らに対して,原告と和美を離婚させるように指示したことはないし,被告原田らから,被告佐々木に対して,離婚事由の主張を基礎づけるための情報を収集するように命じたことも一切ない。被告原田らが,和美に対し、離婚調停の申立て及び離婚訴訟の提起を強要した事実も一切ない。
 
  イ イについて
 
   争う。
 
3 3について
 
   争う。
 
第2 被告らの消滅時効の主張
 
 被告らが,原告に対して不法行為を行った事実は一切ないが、下記のとおり、被告らに対する請求のうち,原告が主張するところの不法行為時から本件各訴訟提起までの間に既に3年を経過している部分については、消滅時効を援用する。

 
①被告原田らについて
  主張等整理案2(1)、(2)記載の請求
②被告創価学会について
主張等整理案2(2)から(6)記載の請求
 
第3 被告らの主張
 
 原告は、被告らの責任について縷々述べているが、原告の主張は,独断と偏見に基づく荒唐無稽なものであって、被告らが責任を負ういわれは全くない。 以下,詳述する。
 
1.「原告の日記の奪取」(主張等整理案3頁)なるものについて
                                                                                             
(1)事実経過
 
 原告は,被告田村が,本件日記を和美から奪取し、これを被告創価学会本部に送り、原告及び和美以外の創価学会員らが読み得る状態に置いたと主張 するが(主張等整理案3頁)、被告田村が,本件日記を和美から奪取した事実はなく,被告山本以外の創価学会員が本件日記を読み得る状態に置いた事実も一切ない。
 すなわち,被告田村は、原告と和美の事実上の仲人であり、同人らと親しい関係にあったところ,和美から,平成19年10月頃、“原告が、長男を連れて家出しようとした際に,これを読むようにと言われて本件日記を渡された。日記の中には、創価学会はカルト教団である。妻は創価学会にマインドコントロールされている,創価学会を崩壊させなければならないなどと記載されており,創価学会にご迷惑をかけてしまうのではないかと心配である。受け取った日記があるので,ぜひ見てもらいたい”との話しを聞き,その後、本件日記が被告田村の下に届けられた。
 被告田村は、和美から本件日記の内容を聞いたり、本件日記を一読する中で、原告が被告創価学会に対して誤解や偏見を抱いていると感じ、きちんと原告に対して信仰指導を行う必要があると考えた。そこで、被告田村は、原告や和美が所属する四国の被告創価学会の担当副会長である被告山本宛に、本件日記を送付しようと考えた【註】。
 
【註】
 創価学会の副会長は,現在、全国に277人おり,会員の信仰指導や儀式・行事を主宰するなど,同会の宗教団体としての基本的な会務を行っている。東京の創価学会本部に所属する副会長のうち,方面組織(北海道、東北など、全国に13方面がある)の担当に任命されている副会長は、その方面との連絡窓口となるとともに,方面内の会員指導などを行っており、被告山本は四国方面担当に任ぜられている。
 
 平成19年11月頃、被告田村は、和美に連絡を取り、本件日記を被告創価学会本部に勤務する被告山本宛に送付したいと思うが、送付していいか確認した。
これに対し、和美から、“送って頂いて構いません”との返答があったことから(乙1・35頁)、被告山本宛に本件日記を送付した。
 
(2)被告らの主張
 
 原告は,被告田村が被告山本宛に本件日記を送付した行為について,原告ののプライバシーの記録を本人の同意なく公表し、原告のプライバシー権又は自己情報コントロール権を侵害するものであると主張するが(主張等整理案3頁)、以下述べるとおり,全くの失当である。
 
ア 原告が、本件日記の内容について、プライバシー権又は自己情報コントロール権で保護されることを放棄していること(被害者の承諾)
 
 この点、プライバシー権又は自己情報コントロール権が認められるためには、
①「公開された内容が,私生括上の事実または私生活上の事実らしく受け取られる恐れのある事柄であること」
②「一般人の感受性を基準にして,当該私人の立場に立った場合、公開を欲しないであろうと認められる事柄であること、換言すれば、一般人の感覚を基準として、公開されることによって心理的な負担、不安を覚えるであろうと認められる事柄であること」
③「一般の人々にいまだ知られていない事柄であること」
④「公開によって当該私人が実際に不快,不安の念を覚えたこと」が必要となる(東京地判昭和39年9月28日判タ165与184貢参照)。
 しかし,原告は,和美に本件日記を渡す際に、本件日記の出版を予定している旨述べており(乙1・35頁)、和美が原告に対して提起した離婚訴訟の判決(高松高等裁判所平成24年4月27日判決・乙2の2・5頁)においても「被控訴人(註:和美を指す)から控訴人(註:原告を指す)から日記を渡されたとき、他人に見せないようになどとの注意をされていないばかりか、出版の意向も示されたこと(被控訴人本人)なども認められる」と判示されている。また,原告は、平成20年2月24日に被告山本との面談の際にも、以前、日記を公開した場合にはベストセラーになるかもしれないと話したことを自認しており、日記を公開することを明言していた。実際,原告は,本件日記に「髙倉親子奮闘記」なるタイトルを付け、また,下記のとおり,本件日記の中でも,本件日記を出版する考えであることを明らかにしている(乙3)。
           
              記
 
【平成19年9月17日】
 「名誉保安官」とは,馬鹿馬鹿しいの一語に尽きる。寄附金に対するお礼であることは、ミエミエではないか。こんな批判をすると,「善良で思考停止」をした学会員は、池田さんに対する「嫉妬」であり、寄附をした「証拠」を出せと,いきり立つに違いない。将来、この日記を出版した場合には、学会本部は、池田さんに対する名誉棄損(ママ)だとして,高額の損害賠償を請求する民事訴訟を起こすことだろう(註:下線部は被告代理人が記入。以下同じ)。
 
【平成19年9月27日】
 また,この日記につては、将来、実名で公表するつもりだとも話した。もし,匿名で出版したら、その点だけを理由として,学会本部は、本の内容をデタラメだと批判することだろう。もっとも,著名な人物と私の家族以外は,すべて,名前を変えるつもりだ。そうしなければ,彼らが,嫌がらせを受ける可能性があるからだ。そして,本の出版を理由にして,もし,除名処分となったら,徹底的に,裁判で争うと申し上げた。
 
 このように,原告は,本件日記の公開を積極的に意図し、本件日記に記載した内容がプライバシー権又は自己情報コントロール権で保護されることを放棄しているのであるから、上記要件②に該当しないことは明らかである。したがって、被告田村が、本件日記を被告山本宛に送付した行為は、何ら違法となるものではない。
 
イ 正当行為
 
 以上のとおり、本件日記の内容はプライバシー権又は自己情報コントロール権の保護の対象にはなりえないが,仮に,本件日記の内容がプライバシー権又は自己情報コントロール権で保護されるとしても、以下述べるとおり、被告田村が本件日記を被告山本宛に送付した行為は、正当行為であり,何ら違法となるものではない。
 前述のとおり,被告田村は、和美から本件日記の内容を開き,また,本件日記を一読する中で,下記のとおり,本件日記には、被告創価学会を批判する内容が多数記載されており,原告が被告創価学会に対して誤解や偏見を抱いていることがうかがわれたことから(乙4)、原告に対してきちんと信仰指導を行う必要があると考えた。なお,下記日記の抜粋は、原告が被告創価学会に対して誤解や偏見を抱いていることがうかがわれるごく一部であり、この他にも多数存在する。
               記
 
【平成18年5月11日】
 
 池田を打倒すること、それは、情報戦が最も有効だと思う。何としても、池田カルトの真の姿を、全世界の人々の前に明らかにすることである。
 
【平成1各年9月11日】
 
 昨夜は、ー人で,同時中継に行く。池田は,間もなく,200個目の名誉博士号を受けるとのことだ。先生一人、学生一人の「戸田大学」で学んだ成果だと話していた。何という大嘘であろう。戸田先生は、10人近くの人々に対して語っていたというのに。こんな嘘を、公然と語る池田は、どうしようもない存在だと痛感した。何としても打倒しなければならないと強く思う。
 
【平成19年1月10日】
 
 創価学会が崩壊すると,また、公明党がなくなると,日本の軍国主義化が進むと考えていたのは間違いだった。日本を,再び,戦争に参加させないためには,池田の本質を暴露し、池田カルト教団と化した、現在の創価学会を崩壊させなければならない。
 
 上記各記載から明らかなとおり,原告は,被告創価学会に対して誤解や偏見を抱き,「池田を打倒」、「池田カルト」、「現在の創価学会を崩壊させなければならない」などと、被告創価学会の秩序を乱しかねない言動を繰り返しているのであって、このような人物に対して,きちんと信仰指導を行うことは,会員である原告本人の誤解と偏見を正し,また、会内の統制を維持するためにも必要不可欠な行為である。そして、被告田村が本件日記を送付した被告山本は,被告創価学会の副会長であるところ、会員に対する信仰指導は、副会長が行うべき重要な務めである。
 以上のとおり,被告田村は、原告が被告創価学会の秩序を乱しかねない言動を行っていることについて,四国の担当副会長である被告山本から原告に対して,きちんと信仰指導を行ってもらう必要があると考え,それには原告の考えが記されている本件日記を送付することが必要不可欠であることから、同日記を被告山本宛に送付したのであって,被告田村の行為が社会通念上正当と認められ、違法性を欠くことは明らかである。
 
2「本件日記の閲読」(主張等整理案3頁)について
 
(1)原告は,被告原田,被告山本及び被告田村が,平成19年11月中旬頃、被告創価学会の本部において,原告の同意を得ることなく,本件日記を閲読し,その内容を調査したのであるから,原告のプライバシー権を侵害すると主張するが(主張等整理案3頁)、前述のとおり、原告は本件日記に記載した内容について、積極的に公開を意図し,プライバシー権又は自己情報コントロール権
で保護されることを放棄しているのであるから、被告田村、被告山本が本件日記を閲読した行為は,何ら違法となるものではない。なお、被告原田が本件日記を閲読したことは一切ない。
 また,被告原田らが,被告佐々木との間で,メール,インターネット電話サービス(Skype),電話等の通信手段を用いて会合を行い,被告佐々木に本件日記の内容を伝えたと主張するが(主張等整理案3頁)が、そのような事実も一切ない。
 
(2)仮に,本件日記の内容がプライバシー権又は自己情報コントロール権で保護されるとしても.被告田村、被告山本は,被告創価学会に対して誤解や偏見を抱いている原告に対して,副会長として信仰指導を行うために本件日記を閲読したのであるから,同行為は正当行為であり、何ら違法となるものではない。
 
3「被告佐々木による強要」(主張等整理案4頁)なるものについて
 
 そもそも,被告原田らが,被告佐々木の間で、メール,インターネット電話サービス(Skype),電話等の通信手段を用いて会合を行った事実はなく、被告原田らが、被告佐々木との間で、原告への査問を共謀した事実は一切ない。したがって,被告原田らが不法行為責任を負う理由は全くない。
 
4「殺人予告による脅迫(主張等整理案4頁)なるものについて
 
 被告原田らが、平成20年2月11日に,被告創価学会本部において、和田に対する査問などの共謀を行ったことや,また、被告原田らが、和田に対し、高松にいる被告創価学会の会員が原告を何らかの方法で殺すと言っている旨を告げたこともなく,原告の主張は全く荒唐無稽なものである。
 また,そもそも,被告原田は、平成20年2月14日に、和田と会ってもいないし、被告山本は和田とは会ったが、場所は被告創価学会本部ではなく、新宿の居酒屋であり、飲食をともにしながら懇談を行っただけに過ぎない。被告山本が和田と会ったのは,本件日記の中で,和田の発言として記載されている内容に疑問を感じたことから,その真偽を確認しようとしたためであって,査問をした事実は一切ない。したがって,被告原田らが不法行為責任を負う理由は全くない。
 
5「拉致未遂」(主張等整理案6頁)なるものについて
 
 被告原田らが,平成20年2月12日,同月15日に,原告を拉致するとの共謀をした事実は一切ない。また、被告原田らが,和田に対して,原告と待ち合わせを行う約束をするよう指示したことはないし,和田から原告との待ち合わせの場所,時間を聞いた事実もー切なく,原告を拉致する手はずを整えたことも一切なく,原告の主張は,独断と偏見に満ちた荒唐無稽なものである。したがって、被告原田らが不法行為責任を負う理由は全くない。
 
6「被告山本による脅迫及び強要」(主張等整理案6頁)なるものについて
 
 被告山本が.原告に対して,原告が主張するような脅迫行為に及んだことも一切ないし,創価学会幹部に対する謝罪や和美への詫び状を書くことを強要したことも一切ない。被告山本は,本件日記に記載されている内容の真偽を確認し、原告に対して信仰指導を行うために原告と面談したに過ぎないのであって、被告原田らが不法行為責任を負う理由は全くない。
 
7「離婚調停の申立て及び離婚訴訟の提起」(主張等整理案7頁)について
 
 被告原田らが、被告池田に対し,原告は反創価学会括動を行っている旨報告した事実は一切なく,また,被告池田から,被告原田らに対して,原告と和美を離婚させるように指示したこともー切ない。また,被告原田らが,原告を経済的に困窮させる目的で,原告と和美とを離婚させることについて共謀した事実や、和美に対し、離婚調停の申立て及び離婚訴訟の提起を強要した事実も一切ないのであって、原告の主張は、独断と偏見に満ちた荒唐無稽なものである。したがって,被告らが不法行為責任を負う理由は全くない。
 なお,和美が原告に対して堤起した離婚訴訟の判決(高松高等裁判所平成24年4月27日判決・乙2の2・5頁)においても、「被控訴人(註:和美を指す)が控訴人(註:原告を指す)との離婚を自ら望んで本件訴訟を提起追行していることは上記被控訴人本人尋問の結果から明らかである。控訴人の主張やその提出する証拠等に照らしても、被控訴人が本件請求において離婚を求めていることが、被控訴人の自由意思によるものではない等と認めるに足りるものではない」として、和美自らの意思で原告に対する離婚訴訟を提起した旨、明確に判示されている。
 
8被告らの責任及び損害賠償額について
 
(1)被告原田の責任
 
 前述のとおり,被告原田には、原告に対する不法行為はないから,民法709条の損害賠償責任を負わない。
また,原告は、被告原田は被告創価学会の会員を管理監督する立場にある から,会員である被告山本、被告田村,被告佐々木が行った原告に対する不法行為について民法715条の不法行為責任を負うと主張する(主張等整理案8頁)。しかしながら,被告創価学会の会長である原田と会員である被告山本、被告田村,被告佐々木との間には使用関係はない。
したがって,被告原田は,民法715条の使用者責任を負わない。
 
(2)被告山本,被告田村の責任
 
 前述のとおり,被告山本,被告田村には、原告に如する不法行為はないから,民法709条の損害賠償責任を負わない。
 
(3)被告地田の責任
 
 前述のとおり,被告池田が、被告原田と共謀して、原告と和美を離婚させ ようとした事実も,和美に対し,離婚調停の申立て及び離婚訴訟の提起を強 要した事実もー切ないから,被告池田は民法709条の損害賠償責任を負わな
い。
 また、原告は、被告池田が被告創価学会の会員を管理監督する立場にあるから、会員である被告原田ら及び被告佐々木が行った原告に対する不法行為について民法715粂の不法行為責任を負うと主張する(主張等整理案9頁)。しかしながら,被告創価学会の名誉会長である被告池田と会員である被告原田ら及び被告佐々木との間には使用関係はない。
したがって、被告池田は,民法715条の使用者貴任を負わない。
 
(4)被告創価学会の責任
 
 原告は、被告原田,被告池田が宗教法人法11条1項又は2項の「代表役員 その他の代表者」に当たるから,その職務の執行又は宗教法人の目的の範囲外の行為として行った被告原田,被告池田の各不歩行為について,被告創価学会は宗教法人法11条の不法行為責任を負うと主張する(主張等整理案10頁)。
しかしながら,宗教法人である被告創価学会の代表役員は正木正明理事長であり,被告原田,被告池田は代表役員ではない。したがって,被告原田、被告池田の各不法行為なるものを原因として(なお,被告原田、被告池田には,原告に対する不法行為がないことは,前述のとおりである)、被告創価学会が宗教法人法11条の責任を負うことはない。
                                        以 上
 
 白バラ運動支援義捐金の振替口座の番号は下記の通りです。1口300円です。ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 ツイッターのユーザー名はsirobara_tuusinです。
 
           
 
1. 郵便局の振り込み用紙や、お手持ちのゆうちょ銀行の口座から振り込まれる場合
 
   口座記号番号 01680-3-132288
   口座名称(漢字) 白バラ運動支援義捐金
   口座名称(カナ) シロバラウンドウシエンギエンキン
 
2. 他の金融機関から振り込まれる場合
 
   店名(店番)一六九(イチロクキュウ)店(169)
   預金種目  当座
   口座番号  0132288
 
 郵便局からの振り込みの手続きについては、以下のホームページをご参照下さい。
 
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_tujo.html


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              記
 
陳述書
  2008年2月24日東京京王プラザホテルでの査問前日の拉致未遂ついて
 
                  平成23年8月31日
                       髙倉良一
 
和田氏からの呼び出し電話
 
 和田氏が、創価学会本部で査問を受けた日から数日後の朝、和田氏から電話が架かって来ました。その内容は、創価学会の幹部から、私を東京に呼び出すようにとの指示を受けたので協力して欲しいというものでした。私は上京しなければならないと考え、即座に上京すると答えました。
 
 すると、和田氏は、査問の場所と時刻を告げました。待ち合わせ場所は東京の京王プラザホテルのロビーで、時刻は正午とのことでした。
 
 さらに、査問の前に、私と打ち合わせをしたいと言われました。相談した結果、査問前日の午後5時に対応策を協議することにしました。私は、待ち合わせ場所として、新宿の紀伊國屋書店の哲学書コーナーを提案しました。その理由は二つあります。
 
 一つは、私は、東京に出張した際には、紀伊國屋書店の哲学書のコーナーを良く訪れていました。このコーナーは来店者が少ないので、すぐに分かると考えたからです。一つは、創価学会員の大半は哲学関係の本を読まないので、このコーナーであれば、創価学会員に出会うことはないと考えたからです。
 
知人の弁護士A氏のアドバイス
 
 私は、和田氏と食事をしながら打ち合わせをするつもりでした。しかし、もしかすると、待ち合わせ場所の紀伊國屋書店の哲学書コーナーから移動する最中に、和田氏の知り合いの創価学会員に出会う可能性があると考えました。
 
 そこで、私は、高松でプリペイド式の携帯電話を2台購入しました。待ち合わせ場所では、和田氏にこの電話の1台を渡して、すぐに別れ、後は電話で打ち合わせをしようと考えたのです。
 
 和田氏は、自身と私の携帯電話が盗聴されているのではないかと言われることが度々ありました。プリペイド式の携帯電話であれば、盗聴される危険性はないだろうと考えたのです。
 
 このような準備をした後に、私は、知人のA弁護士に連絡し、どのような対応すべきかを相談しました。A弁護士は、和田氏は尾行されているに違いないので、事前に会うことは危険だと言われました。
 
 和田氏からは「尾行は振り切るから心配するな。」と言われたと述べると、A弁護士は、尾行から逃れることは絶対にできないと言われました。そして、和田氏に全く連絡することなく、この待ち合わせをキャンセルするようにと言われました。A弁護士は、打ち合わせをしないで査問に臨むことが最良の策だと言われました。
 
 このアドバイスを受けて、私は和田氏との待ち合わせをキャンセルすることにしました。そして、査問当日まで、和田氏には全く連絡をしないことにしました。プリペイド式の携帯電話も持って行かないことにしました。
 
エレベーターでの会話
 
 2008年2月24日の正午過ぎに、東京の京王ブラザホテルのロビーで、私は和田氏に会いました。和田氏は「昨日、待ち合わせをしていたのに、なぜ来なかったのか。」と厳しい口調で、私に尋ねました。さらに、「昨日、携帯に連絡したのに何で出ないの。」と言われました。
 
 実は、昨日の夕方に、和田氏から私の携帯に電話がありました。しかし、私が電話に出なかったところ、和田氏はメールを送って来ました。最初のメールは、私を待っているとの内容でした。その後、確か7時前後だったと思いますが、「帰ります。」とのメールが届きました。私は、これらのメールに対しても返事のメールを送りませんでした。
 
 私は、ロビーの周囲に盗聴器が仕掛けられている可能性があると考えました。もし、私が和田氏と事前に打ち合わせをする予定だったことが、付近に潜んでいるかもしれない創価学会員に知られると大変だと考えました。そこで、わざと「そんな連絡していないではないですか。」と答えました。
 
 エレベーターに乗ると、和田氏は険しい顔をしながら「優秀な人間を殺したくない。」と告げました。この発言を聞き、私は背筋がぞっとしました。和田氏が面と向かって、「殺したくない。」と発言するなどということは全く予想もしていなかったからです。査問の直前に、しかも、和田氏と私しかいないエレベーターの中で、このような発言をしたことを訝しく思いました。
 
 私は、査問の結果次第では、本当に殺されるのだと思いました。そこで、私は「殺したくないって何の話ですか。」と尋ねました。すると、和田氏は「あなたの書いたもの。」と発言しました。和田氏は、私の日記のことを言っているのだと思いました。今日、私の家族が来ているのかと質問すると、和田氏は「家族には会えない。」と答えました。
 
査問終了後の和田氏の発言
 
 査問終了後、京王プラザホテルから東京駅に向かう途中に、和田氏は、今日の査問には、金城会(池田名誉会長の警護担当者のグループ)の委員長も加わる予定だったが、ノロウイルスに感染したため欠席したと教えてくれました。
さらに、山本氏は、和田氏の奥さんが創価学会の本部職員だった時、その奥さんの部下だったとのことでした。今日は、査問のプロのような金城会の委員長が欠席した上に、山本氏は査問には慣れておらず、しかも、和田氏に対する遠慮があったので、中途半端な追及になったのだと言われました。
 
 そして、「本当は、髙倉さんには原田会長宛の詫び状を書かせる予定だったが、学会本部の顧問弁護士から、詫び状を書かせると強要罪に問われる可能性があると言われたので中止した。」と言われました。そこで、自分宛てに詫び状を書いてもらったと説明されました。
 
 それから、和田氏は、昨日の出来事を教えてくれました。和田氏は、その日の午後1時に自宅を出たとのことでした。すると、自宅を出た直後から、ずっと尾行がついたので尾行をまくために歩き回ったそうです。やっと尾行を振り切ったと思って待ち合わせ場所の紀伊國屋書店の哲学書コーナーに赴いたところ、創価学会本部に勤務している青年部の男女10数名が、このコーナーにたむろしていたそうです。
 
 和田氏は、私が現れないので、私が創価学会の特殊部隊に拉致され、どこかで暴力的な取り調べを受けているのではないかと心配されていたそうです。
 
和田氏と原田稔氏の関与した日蓮正宗の僧侶に対する査問
 
 和田氏が、山本氏は査問に慣れていなかったとの発言をした際、私は、かつて、和田氏が日蓮正宗の僧侶に対する査問に関与した体験があると話されたことを思い出しました。
 
 昭和52年1月、当時創価学会の会長であった池田大作氏は、創価学会の教義内容を著しく変更しようとしたことがありました。本来は、創価学会は日蓮正宗の信徒団体だったのですが、日蓮正宗から独立しようと意図したようです。その際、和田氏は、池田大作氏から直接、「和田、お前が宗門の僧侶対策をしろ。」と命じられたとのことです。
 
 和田氏は、宗門の僧侶は、年齢は若いものの世故にたけているので、どこかの温泉でじっくりと懇談しようと考えたそうです。そこで、僧侶の代表を創価学会本部の会館地下室に招聘し打ち合わせをしようとしていたら、突然、その部屋に、野崎勲副会長と原田稔副会長(現、創価学会会長)が入って来たそうです。
 
 野崎勲副会長は、和田氏に「こんな生温いことをやっていてはだめだ。査問というのはこんな風にするのだ。良く見て置け。」と告げ、原田稔副会長と二人で、僧侶を徹底的に吊るし上げたそうです。その時の言動は凄まじいもので、僧侶は涙を流しながらブルブルと震えていたそうです。
 
 野崎勲副会長は、和田氏に対して「僧侶に、これから詫び状を書かせるから、お前は墨をすれ。」と命じたそうです。そして、僧侶は、池田大作氏に対する詫び状を、強制的に書かされたとのことでした。
 
 この査問の翌日、和田氏は、上司に対して「これまで創価学会本部に勤務して以来、一度も休みを取ったことがないので、しばらく年休を取りたい。」と申し出たそうです。休暇が終わり、和田氏が出社すると、創価学会本部では、和田氏が行方不明になったと大騒ぎになっていたとのことでした。上司が、和田氏が年休を取ったということを報告しておらず、和田氏は宗門僧侶に対する査問がショックで、行方をくらませたと周りの人々は考えたそうです。
 
本当の査問
 
 この和田氏の査問体験を思い出した私は、もしかすると、京王プラザホテルでの査問前日に、和田氏と待ち合わせをしていた私を拉致する計画があったのではないかと考えました。京王プラザホテルで、もし宗門僧侶に対して行ったような厳しい査問をすれば、その声などが廊下に漏れる可能性があるからです。本当の査問は、その前日に、どこか違う場所でなされる計画が立てられていたのではないかと思いました。
 
 和田氏が、私が待ち合わせ場所に現れないことを心配していたとの話と、かつて、和田氏が原田氏らと査問をした体験があるということを重ね合わせて、私は顔面蒼白となりました。私がA弁護士のアドバイスに基づいた行動をしていなければ、どんなことになっていたのかと身の毛が縮む思いがしました。
 
 とともに、なぜ、和田氏が、私に対して、待ち合わせ場所に創価学会本部の青年職員が大勢待機していたと話したのかを不思議に思いました。
 
和田氏から査問を受けたとの報告
 
 私は、平成23年2月26日から、ブログ「白バラ通信 パンドラの箱」(http://wrpandora.blog.shinobi.jp/)を開設しています。このブログでは、東京地方裁判所に訴えた裁判のことを紹介しています。
 
 和田氏のことを、ブログで取り上げた際に、以下のようなコメントが投稿されました。コメントのタイトルは「和田氏って」というもので、投稿者の名前は「OM」です。
 
 「はじめまして。
 和田氏とは、元学生部教育室長だった人でしょうか。
 だとしたら、因果応報、のようですね。
 昭和49年に私は和田教育室長に学会本部に呼び出され、数時間の査問を受け、翌日、学会を除名されました。
別人だとしても、いづれ(ママ)にしても、昔も今も、学会の体質は全く変わっていない、ということですね。
OM URL 2011/06/08(Wed)23:59:51 編集
 
 このコメントの内容は、おそらく真実だろうと思います。和田氏は、創価学会学生部の教育室長だったからです。当時、和田氏は、教育室長という役職で、学生部の理論を担当していたからです。
 
 私は、このコメントで、和田氏が自ら査問を担当していたことを初めて知りました。そして、新宿で、和田氏は山本氏のことを「査問に慣れていない」と和田氏が発言した真意が分かったような気がしました。

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 「創価学会池田カルト一派との裁判シリーズ その62」に、コメントを投稿して下さった、
 
「もも(ら)」様、文責「もも」様、睦月様、読者様、代筆「里芋」様、図書館にいこう様、えりちゃん様、月光仮面様、NONAME様、流れ星様、もも7号様、元創価班様
 
 誠にありがとうございます。心より厚く御礼申し上げます。個別にコメントをさせて頂く余裕がありません。心苦しい限りです。ご容赦の程、お願い申し上げます。
 
 今回のブログでは、陳述書「新宿での査問は原告に妻との離婚を決意させることにあった」の続きをご紹介させて頂きますが、その前に、「もも(ら)」様のコメントを掲載させて頂きます。
 
               記

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「日々坦々」http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1547.html

 以上のブログにおいて、高倉様の訴訟代理人である、生田先生が「最高裁の裏問題」について講演をされた録画がアップされています。その最中、参加者(?)と思われる男性が突然、「私は創価学会員です。平成17年頃から創価学会、公明党がおかしいと思い始めた・・・」と切り出しました。それを受けた生田先生が高倉様の裁判を語り始めました。最高裁判事の約1割が創価学会だと云う事も。
まだ見ていない方々は、ご紹介したブログに訪問して頂き「その」目で「その」耳で確かめてください。特にお勧めなのは「日々坦々」においての生田先生講演です。
」の、23:30、あたりから「創価学会員男性」の発言があります。何度見ても、何度聞いても、ドラマのような展開です。このような展開になるとは、おそらく「生田先生」も「高倉様」も予想もしなかったと思います。直後の生田先生の発言を聞く限り「そう」推測されます。
 
「私は創価学会員です」と勇気を持って発言された男性の一言が生田先生に高倉様の裁判について語る「呼び水」となりました。この男性の「一言」がなければ、このような「展開」にはなり得ませんでした。この男性の「勇気ある行動」に心から敬意を表します。感受性が剥き出しになっている為、自分でも何を云い出すか判らないので、今夜はこの辺りにしておきます。「闘い」のアイテムが「また」ひとつ増えました。創価学会池田カルト一派を追及する材料が、またひとつ増えたのです。とても嬉しいことです。
「華麗なる女性騎士団」は、久しぶりに、
「牙」と「爪」を「研ぎ始めました」

文責「もも」

もも(ら) 2012/06/13(Wed)00:00:55
 
                           以上
 
陳述書
 
「新宿での査問は原告に妻との離婚を決意させることにあった」
 
和田氏の提案
 
 この発言に対して、私が「妻とのことでお騒がせて申し訳ありません。」と謝罪すると、和田氏は「日記を読んでいないし、断片的に聞いただけだが、奥さんの好きなように創価学会の活動をやらせれば。」と言われました。そして、「原田会長の前で謝るべきだ。山本氏や四国の幹部や九州の幹部が許すかどうかは知らないけれども、俺の気持ちとしてはそうなって欲しい。」と言われました。この和田氏の発言を聞き、私は、原田会長の指示で、この査問が行われているのだと確信しました。
 
 私が「大変申し訳ない。」と述べると、和田氏はあらゆる人に謝罪せよと言われました。私が四国の幹部のところに行き、一人ひとりに謝罪すると述べると、山本氏は「それはちょっと待ってもらいたい。」と発言しました。
 
 さらに、山本氏は「手の込んだことをしたね。あなたが、やったことでしょう。すごく多分利用されているよ。」と発言すると、和田氏は「あなたの背後にやばい人達がいるのではないかと思ってた。」と、再び言われました。
 
 私が、再度「情報を漏らしていないと」否定すると、和田氏は「それを信じて良かったよ。」と言われ、「どうやって償うのか。」とも言われました。
 
 私は内心では、和田氏の発言に驚きました。私の日記を妻に渡したことで、創価学会本部の人間に対して償う必要などあるはずがありません。私に断ることもなく、勝手に、私の日記の内容を分析したばかりか、殺すとの脅迫をし、このような査問を実施している創価学会本部の幹部こそが、私に償うべきだと思ったからです。
 
 
山本氏の確認発言
 
 山本氏は「さらに確認するが、白バラという名前で、文書または音源を送ったことはないか。」と尋ねました。私は「一切ありません。」と答えました。山本氏は「筆跡が一致すれば、表に出てしまうんだぞ。」と脅しました。再度、私は「やっていません。」と答えました。
 
 すると、山本氏は「今の話を前提にして、内部で収まるかどうか検討する。今の話では、とても納得できないので、日記を奥様が持ってらっしゃるんだったらば、もう一回だけ出してもらって、一つ一つ髙倉さんにチェックさせますから。」と、有無を言わさないような口調で告げました。
 
 私が「やってません。どうぞやって下さい。」と述べると、山本氏は「本当に正直に言ってもらっていいですよ。ここまでの話だったら、まだ何とかできますからね。」と告げました。すると、和田氏が「僕は信じられない。こんなことをやる人間ではないと思いますよ。」と口を挟みました。
 
 山本氏は「何とか事を収めたいので、髙倉さんのためにもご家族のためにもね。」と発言しました。山本氏が「ご家族のためにもね。」と発言したので、私はぞっとしました。
 
 さらに、山本氏は、私が弟とも頻繁に連絡を取っていると述べました。私は、宗教的呪縛状態に陥っていた妻が、創価学会池田カルト一派の問題点に気が付くように、弟にも協力を依頼していました。そして、弟とのやり取りを日記に詳細に書いていました。山本氏は日記の中の弟に関する記述を問題にしたのだと、私は感じました。そして、私は、弟の身にも危険が及ぶ可能性があるとのではないかと不安に駆られました。
 
 山本氏の発言は、私の返答次第では、私の弟にも危険が及ぶのだという雰囲気を漂わせながらの発言でした。この発言は、まさに脅迫だと思いました。
 
佐々木氏に関する発言
 
 山本氏は「佐々木さんと喜多さんとのことに関しては、確認させてもらいます。」と発言しました。それから、山本氏は、佐々木氏が日記のことをどのように言っていたかと尋ねました。私は「最初は、12月の末、12月27日か28日。それから年が明けて、1月8日か9日に、何回か研究室で査問されました。1、2週間前に、佐々木氏から『疑って済まなかった。髙倉氏はシロだと四国の幹部が言った』と言われた。」と述べました。
 
 山本氏が「シロという発言が、本当かどうか確かめられますね。」と言ったので、私は「本当です。」と答えました。すると、山本氏は「佐々木さんは、そんな話はしてませんけどね。」と述べました。
 
 そこで、私は「佐々木氏は、四国の最高幹部である松下氏達と市内のファミリー・レストランで話した時には、幹部が証拠もあると語っていた。しかし、調査の結果、『髙倉さんは情報を漏らしていないことが分かった。』と、香川県の幹部から佐々木氏は告げられた。」と述べました。
 
 この「佐々木さんは、そんな話はしていませんけどね。」との山本氏の発言を聞き、私は驚きました。山本氏は、佐々木氏のことを知らないと述べていたことを忘れたのだと思いました。
 
 前述のように山本氏は、最初は、田村氏のことを知らないと述べていました。しかし、途中で、幸子氏の電話が話題になった時に、田村氏と連絡があったことを認めました。
 
 佐々木氏についても、山本氏は、最初は知らないと述べていました。しかし、この山本氏の発言は、佐々木氏のことを知っていたばかりか、佐々木氏とも連絡を取っていたことを認めたものだと思いました。
 
和田氏への詫び状
 
 和田氏は「日記を読んでいないので、どんなに書かれているのか分からない。学会の人達は、日記の内容をどんどん広げている。もし、その話が、俺の女房に入ると大変だ。和田っていう人は、こういう人なんだということになって。」と言われました。山本氏が「ちょっと広がっていますね。話を聞いても。」と口を挟みました。
 
 和田氏は「俺は退職して静かに暮らしたいのに、女房と喧嘩することになる。女房に見せるために詫び状を書いてくれ。」と、私に要求しました。
 
 私は「詫び状を書けということは、和田氏らしくない。」と反論しました。そしては、詫び状を強要することは、侮辱以外の何物でもないと発言しました。しかし、和田氏は「詫び状を書いてもらう。」との言葉を連発しました。そこで、私は、和田氏に対して詫び状を書くことに同意しました。和田氏の苦境を救うことができるのであれば、仕方がないと考えたからです。
 
 和田氏は「奥さんのために書いた日記が組織に渡った時に、本当は貰った人が、もし常識があるならば、『本人は了解していますか。』と聞くべきだ。もし、『本人は知りません。』と言った場合には、『これは夫婦のプライバシーの問題になりますから、見るべきではありません。』と述べて返却するべきだった。『これは受け取るわけには行きません。プライバシーに関わるものだから、本来、日記は見るべきものではありません。何か問題があるならば、夫婦で揃って相談して下さい。』と言うべきだと言ったんだ。『日記を手にした時に、僕のことが書いてあるならば、その瞬間に僕を呼ぶべきだろう。』と言ったんだ。それを何カ月も経ってから呼んで来いということ自体が、僕はよく分からない。日記の中に、俺のことが書いてあるからといって、私に髙倉さんを呼び付けさせて、俺のために詫び状を書けということは強要罪になるかもしれない。しかし、詫び状を書いてもらう。」と発言しました。
 
発言の制止
 
 私が、「公開もされていない日記を問題にして査問をするということ自体が、本来的には名誉棄損です。しかも、公開されていない日記の内容を分析し、追及してやるとか、問題にすると言ったら脅迫です。本当に申し訳ないけれども、創価学会の。」と言いかけると、山本氏が、突然立ち上がりました。そして、手を前に突き出し、顔を真っ赤にしながら、「それをおっしゃったら危ないですよ。」と言って、私の発言を制止しました。
 
 私は、山本氏の行動に圧倒されました。そして、続けて発言しようとしていた「最高幹部による犯罪です。」という言葉を飲み込みました。もし、私が「最高幹部による犯罪です。それどころか、池田大作名誉会長の責任も問われることになります。」と述べると、私は何をされるか分からないと直感したからです。山本氏が私の発言を制止したこと自体が、この査問を、私に対する凶悪な脅迫であると山本氏が考えていた証拠だと思いました。
 
 さらに、山本氏の行動から、エレベーターの中で、和田氏が「殺したくない。」と告げたことの真意に関する確信を深めました。山本氏は、和田氏が「高松のメンバーが殺すと言っている。」と私に告げたことを前提にしながら、私を尋問していたのだと考えました。
 
 とともに、山本氏の動作で、私は、この部屋での会話の内容が録音されているのだと気がつきました。会話はすべて録音されているので、山本氏は脅迫罪に問われないようにと用心しながら、言葉を選らびながら話していたのだと思いました。そして、私の「最高幹部による犯罪です。」という言葉が記録に残ると、他の学会幹部から山本氏自身の責任が問われると思い、慌てて私の発言を制止したのだと考えました。
 
 私が「なぜ、日記が。」と述べると、山本氏は「奥さんが日記を渡した。その日記が広がらないようにしている。」と述べました。さらに、「和田さんの個人の問題は知りませんよ。名誉棄損もないね。不法侵入も含めて、そういう話ですから。」と発言しました。和田氏は「もし創価学会の情報を漏らしている人がいたら、大変な問題になる。」と述べました。
 
 私は「この場でメモを書いて詫び状にします。正式には、後日届けますが、こんな風に山本さんも、これで何とか収めようというお気持ちでやって来てらっしゃるので、まずは、メモをこの場で書いて、後で正式にお届けするというのでよろしいでしょうか。」と述べました。
 
 山本氏は「私でしたら、それでいいですよ。私、関係ありません。」と発言しました。私は「和田さんとの関係で書かせてもらう。」と述べました。山本氏は、将来、告訴されないために予防線を張っているのだと思いました。山本氏の「私、関係ありません。」という発言は、自らが強要罪や脅迫罪に問われないようにと、計算した上での発言だと思いました。私は、山本氏の狡賢い発言に呆れました。山本氏は、創価学会の顧問弁護士の指導に基づいて、巧妙に立ち回っているのだと感じました。
 
原田会長の関与
 
 和田氏が「会長にはどうしたらいいでしょうか。」と発言すると、山本氏は「会長には、ちょっと小耳に挟みますから。」と述べました。さらに、和田氏が「髙倉さんも何かお詫びをした方がよろしいのでは。」と述べると、山本氏は「そんな簡単な話じゃないですよ。さっきの話を、私、全部信じた訳ではありません。おそらく調べれば分かると思うから。」と述べました。
 
 和田氏が「徹底的に調べるしかないでしょう。」と発言すると、山本氏は「当たり前ですよ。調べたら簡単に分かることですよ。」と述べました。
 
 実は、和田氏は、自身が査問されることを私に伝えた電話で、野崎氏から、このままでは年金の支給が停止されてしまうので、学会本部から呼び出される前に出頭したいとの相談があったと言われました。
 
 そこで、和田氏は、野崎氏に対して、年金が取り消されることなどは絶対にないと述べるとともに、日記の内容はすべて髙倉の創作であると述べるようにと話したと言われました。その後、野崎氏は、当時、九州に居た原田会長の携帯電話に電話し、学会本部に出頭することになったと言われました。
 
 和田氏からの電話があってから数日後に、私は、野崎氏に連絡しました。野崎氏は、原田会長からは「髙倉と縁したこと自体が問題だ。」と言われ、詫び状を書くように命じられたと言われました。野崎氏が謝罪文を手渡すと、原田会長は「髙倉の女房の実家は資産家だから、髙倉は離婚されたら困るだろう。」と発言したので、野崎氏は「髙倉さんの家庭のことは知らない。」と述べたそうです。
 
 以上のような野崎氏と原田会長とのやり取りを踏まえた上で、和田氏は「会長にはどうしたらいいでしょうか。」と言われたのだろうと、私は思いました。さらに、和田氏は、山本氏によって録音されていることを前提に、この査問が原田会長の指示に基づいていることの証拠を残すために、このような発言をしたのだと思いました。
 
 私は「和田公雄様、私の創作した日記のことで、大変ご迷惑をお掛けしました。誠に申し訳ございません。」と詫び状のメモを読み上げ、「これでよろしいですか。」と尋ねました。私は、この詫び状を書く際に、わざと字を間違えて書きました。そして、書き損じた用紙はポケットの中に入れ、持ち帰りました。
 
 山本氏は「この後、四国のメンバーと相談しなければなりませんので。これから連絡を取らすという形になると思います。」と発言しました。
 
 この発言を聞いて、山本氏は、四国創価学会の最高幹部とも入念な打ち合わせをしているのだと思いました。四国の幹部は誰一人として私を査問した者はおりません。佐々木氏が、全て査問をしていました。四国の幹部達は、佐々木氏の報告に基づいて判断していたはずです。
 
日記に登場する大学教授
 
 山本氏は「日記の中に、大学の先生の名前が沢山出ていますので。」と述べ、さらに、「日記の中に、創価学会のカルトの運動」と書いてあると、恐ろしい顔付きをしながら追及し始めました。
 
 私は、カルトとは言っていないけれども、創価学会のことを香川大学の先生方に話したことは認めました。すると、山本氏は、日記の中に記載していた大学の先生方の名前を一人一人読み上げました。そして、それぞれ、どんな話をしたのかと確認しました。山本氏が大学の先生方の名前を持ち出したことは、山本氏が、私の日記を詳細に読んでいた証拠だと思いました。
 
 山本氏は「この先生達に、創価学会について誤解を与えるような発言をしているので、その発言を訂正して欲しい。」と言いました。さらに、「香川大学の件では、今後関係者と協議させてもらいます。」と発言しました。
 
 私は、山本氏の発言に動揺しました。私や家族だけではなく、日記の中に名前を挙げた香川大学の教授の方々にまでも、何らかの制裁を加えようとしているのだと考えたからです。私は、何としても、香川大学の先生方に、危険が及ぶようなことは避けなければならないと考えました
 
携帯電話の番号確認
 
 山本氏は、私の携帯の電話番号を尋ねました。私が携帯の番号を告げると、山本氏は、私の携帯に電話したので、私は山本氏の電話番号を登録しました。山本氏の携帯電話の番号は、×××-××××-××××でした。
 
 山本氏は、「情報テロをしていないか。」と尋ねたので、私は、「息子と特殊部隊の話をした時に、情報テロのことを話し、そのことを日記には書いた。」と述べました。私は、「四国の情報が漏れた時の息子の通話記録を取って下さい。私じゃないです。」と述べました。
 
 それから、山本氏は、フォーラム21の乙骨氏(反創価学会の活動をしているジャーナリスト)を話題にしました。そして、フォーラム21の記事の中に、四国の創価学会の会合のことが出ていると述べました。
 
夫婦の問題は関係ないとの山本氏の発言
 
 山本氏はニヤ付きながら、「婦人部がどういう思いでやっているのか。洗脳されているとか、外から見たような話で、先生(池田名誉会長)を貶めている。そんな話を信じ込んでしまって、つまらんことしたということですよ。そのことを反省して頂かないと。夫婦の問題って関係ない、はっきり言えば、夫婦の問題は関係ない。」と断言しました。
 
 私が、「夫婦の問題は関係ない。どういうことですか。」と質問すると、山本氏は、「夫婦の問題があって書いたとおっしゃるけど、それは書いて奥さんに読めといった瞬間に、違う話になってますからね。」と言いました。
 
 山本氏の「違う話になってますからね。」という発言は、創価学会本部が日記の内容を分析した上で、私を糾弾しようとしていることを示すものだと思いました。そうでなければ、こんな話をするはずがないと考えたからです。
 
12月15日の行動
 
 山本氏は、最後に一つと前置きし、12月15日に、和田氏から電話があったかと尋ねました。
 
 山本氏は、「その時に何かあったようで、髙倉さんが、その夜に荒れたらしい。しかも、その時の息子さんの電話には、和田さんからの着信履歴があった。それで、和田さんがという話になったわけです。和田さんが一番最後にした会話は、どんな内容ですか。」と、私を睨みつけながら尋ねました。
 
 和田氏は、「俺は良く覚えていない。」と発言しました。私は、「ぎっくり腰になって大変だからという話をしました。和田さんからは、人生いろんな大変な体験をするのが重要と言われました。いつだったか覚えていないけれども。」と述べました。
 
妻の要望
 
 山本氏は、「私に直接ではありませんが、奥さんから、一成君が落ち着くまで絶対に何もしないで下さいと言われて。それで、2カ月間査問をしなかったのは、和美さんのそういう要望があると、田村さんから聞いていたので、私が四国も抑えて。逆に言うと、一成君が元気になったということですよ。そこで、私が和田さんに連絡をしたり、和田さんを通して今日のような機会を持ってもらったということは、一成君が落ち着いてきたということです。それで、和美さんが大丈夫ですから、やって下さいということになったんです。」と言いました。
 
 山本氏は思わせ振りの口調で、妻と息子の名前を挙げました。この二人の名前を出せば、私が動揺するに違いないと計算した上での、実に巧妙な脅迫をしているのだと考えました。
 
 山本氏は、「民主党の石井一がこの問題を持ち出すかもしない。」ときつい口調で発言しました。私が、「そんなことは知りません。」と述べると、山本氏は、「私も信じたいですね。」と言いました。
 
 さらに、山本氏が、「ブログにいろんな書き込みをしたな。」と尋ねたので、私は、「していません。」と答えました。山本氏は、「では、複数の大学の関係者に誤解されるようなことは発言しただろう。」と詰問しました。私は、「その点に関しては反省しています。」と答えました。
 
 このように言わなければ、香川大学の関係者に対して、創価学会本部の意向を受けた人物が何をするか分からないと考えたからです。
 
信頼関係を破壊したのは誰か
 
 和田氏は、「奥さんには、やりたいように自由に学会活動をさせるように。そして、あなたは、学会から、あいつはおかしいと狙われる ようなことはしないで、そんな時間があったら勉強して、学問に精進してその道で先生(池田名誉会長)に応えることがあなたの償いですよ。」と言われました。
 
 山本氏は、「現実にいろんな人を裏切り、いろんな人に迷惑を掛け、一番大事な奥さんとの信頼関係、お子さんとの関係も、君が壊したわけですからね。」と断定しました。和田氏は「本当にこれで懲りたんですね。悪いということが分かったですね。」と言われました。
 
 山本氏が、「一応、和田さん、この話については、和田さんに対する疑問は全部晴れました。」と述べると、和田氏は、「背後に誰かいるのかと思ったけれども、そんな感じでもない。こんなくだらないことで2時間も費やすってこと自体ナンセンスだ。」と発言しました。
 
妻と息子への詫び状の強要
 
 山本氏は、「奥さんに詫び状を書いて送ったらどうですか。」と言いました。私は、妻がそっとして欲しいというメールを送って来たことを話すとともに、息子と娘と妻に年賀状を送ったと述べました。
 
 息子には、「お父さんは人間として恥ずべきことは何にもやっていない。」というメッセージを書いたと述べました。
 
 すると、山本氏は、急に態度を変えて、「今の話をすると、尻尾を出しますよ。」と厳しい口調で発言しました。私は、「尻尾も何も。」と答えました。山本氏は、「今の話は重要なんですよ。全部嘘だと言ったんじゃないからね。」と畳みかけるように発言しました。
 
 山本氏は、「一成君は、完全に、お父さんは未だに信念を持って反学会活動をしていると思っているよね。恥ずべきことはないと言われる度に、そういう風に考えますよ。」と発言しました。そして、山本氏は、「息子さんにも、詫び状を書かなければ、到底許されないことだろう。」と、凄まじい形相で発言しました。
 
 この発言を聞いて、私は、息子に対して詫び状を書くことに同意しました。息子を何としても守り抜かなければならないと考えました。そこで、「そんな誤解をされるような表現をしたこと自体を謝ります。」と述べると、山本氏は、全部嘘で何もやっていないかと確認しました。私は、「一部は本当です。しかし、九割九分は創作で、息子を守るためにお父さんが勝手にやった、悪いと書きます。」と発言しました。
 
今後の学会としての対応
 
 山本氏は、「この先の話については、四国のメンバーとやり取りさせて頂いて。というのは、原田会長と話すのは僕しかできませんので。ただし、我々が一番危惧しているところの疑いが晴れたならば、穏便に話ができると思います。その疑念が晴れない間は、当然、あの日記を基にして判断しますので。学会としての処分はあるかもしれないと思います。そういう問題だと認識して頂いて。」と告げました。
 
 私は、できることならば、この場で収めて欲しいと頼みました。そして、「本当は、四国の幹部に謝罪しないといけないと思うのですが、わざわざ機会を作るというのも申し訳ないので。」と述べました。
 
 山本氏は、「それも含めて話をしますけれども、現実に非常に苦しんでいる人がおりますので。基本的に処分するのは四国の創価学会ですので、この管轄の話になります。」と言いました。
 
 本当は、私は、創価学会の幹部に対して詫びなければならないようなことは、全く行っていません。しかし、謝罪しなければ、私はもちろん、家族や香川大学の方々に対して、どのような危害が加えられるかと恐れました。そこで、「謝罪しなければ。」と発言したのです。
 
佐々木氏への対応
 
 私は、「佐々木氏に、今日のことを話しても良いのだろうか。」と質問しました。すると、山本氏は「話すのを待ってくれませんか。」と発言しました。
 
 私が「分かりました。佐々木さんにはこの話はしません。」と述べると。山本氏が「いや話すだろう。」と言ったので、私は「話しません。」と答えました。
 
 山本氏は、「四国の創価学会の会館には、香川大学の髙倉教授が池田先生を批判したという記録が保管されている。創価学会員の香川大学の女子学生が、髙倉教授に勉強会の相談に行ったら、教授が、そのような発言をしたという報告の記録が残っている。」と発言しました。
 私が、「何を言ったかは覚えていません。」と述べると、山本氏は、聞いた女子学生は大変なショックを受けて、直ちに、四国の幹部に報告をしたのだと言いました。
 
 私は、この話を聞いて、四国の創価学会の幹部は、以前から私をチェックし、監視していたのだということを初めて知りました。とともに、いわば密告するような組織を作り上げていたことに、底知れぬ恐怖を感じました。
 
安藤氏に関する質問
 
 突然、山本氏が、「安藤さんて、どなたですか。」と尋ねました。そこで、私は、「安藤さんは、私の卒論を担当した学生で、私の日記はベストセラーになるだろうと言われた。」と答えました。
 
 山本氏が、「日記を見せたわけですか。」と聞いたので、私は、「見せるはずがありません。見せたのは女房だけです。息子には読み聞かせたことはあります。」と答えました。
 
 すると、山本氏は、「安藤さんには、日記の内容は言わなかったか。」と尋ねました。私が言っていないと答えると、山本氏は、「言っていないのに、勝手にその内容が出ている。」と言いました。
 
 和田氏は、「もう一切関わらない。いろんなことを言わない。何事もなかったように、一日も早く行動することが最優先なことだから。反論したいこともあるかもしれないけれども、やったことについて反論する余地はないよ。」と言われました。
 
 山本氏は、「今日は私の話、伺った趣旨は終わりましたので。」と発言しました。すると、和田氏が、「これから後、しばらく話したいな。」と言われたので、私は和田氏と一緒に部屋を出ました。
 
査問終了後の和田氏の発言
 
 ホテルから東京駅に向かう途中に、和田氏は、今日の査問には、金城会(池田名誉会長の警護担当者のグループ)の委員長も加わる予定だったが、ノロウイルスに感染したため欠席したと教えてくれました。
 
 さらに、山本氏は、和田氏の奥さんが創価学会の本部職員だった時、その奥さんの部下だったとのことでした。今日は、査問のプロのような金城会の委員長が欠席した上に、山本氏は査問には慣れておらず、しかも、和田氏に対する遠慮があったので、中途半端な追及になったのだと言われました。
 
 そして、本当は、髙倉さんには原田会長宛の詫び状を書かせる予定だったが、学会本部の顧問弁護士から、詫び状を書かせると強要罪に問われる可能性があると言われたので中止したと言われました。そこで、自分宛てに詫び状を書いてもらったと説明されました。
 
 それから、和田氏は、昨日の出来事を教えてくれました。和田氏は、その日の午後1時に自宅を出たとのことでした。すると、自宅を出た直後から、ずっと尾行がついたので、尾行をまくために歩き回ったそうです。そして、やっと尾行を振り切ったと思って、待ち合わせ場所の紀伊国屋書店の哲学書コーナーに赴いたところ、創価学会本部に勤務している青年部の男女10数名が、このコーナーにたむろしていたそうです。
 
 和田氏は、私が現れないので、私が創価学会の特殊部隊に拉致され、どこかで暴力的な取り調べを受けているのではないかと心配されていたそうです。
 
 和田氏の話を聞いて、私は顔面蒼白となりました。私がA弁護士のアドバイスに基づいた行動をしていなければ、どんなことになっていたのかと身の毛が縮む思いがしました。
 
                              以上
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  もも(ら)様がご紹介されていますが、2012年6月10日(日)に、私の訴訟代理人である生田暉雄先生が「最高裁の裏ガネ問題と日本の裁判制度― おかしすぎるぞ!裁判所―犯罪者に裁かれる日本国民」というテーマで講演をされました。
 
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講演の録画を視聴することが可能です。
 
 この講演の中で、生田先生は私の裁判のことにも言及されました。是非ともご覧になって下さい。そして、一人でも多くの方々に、この講演録画の情報拡散を心よりお願い申し上げます。
 
 以下、陳述書「新宿での査問は原告に妻との離婚を決意させることにあった」の続きをご紹介致します。
 
            記

情報の漏洩
 
 和田氏は、山本氏から聞いたと前置きをして、高松の会合の内容が外に出たことは絶対に許せないと発言しました。和田氏は、いつもは会合に出ないのに、私が、たまたま参加した会合の内容が外に漏れていると追及しました。
 
 そこで、私は「これまでも会合には出ている。」と答えました。そして、会合の内容も日記には書いているはずだと答えました。
この発言に対して、山本氏はテーブルを激しく叩きながら、「日記には会合の内容は書いていないぞ。嘘をつくのもいい加減にしろ。」と怒鳴りました。
 
 私は、会合では、創価学会の幹部が民主党を仏敵だと述べていたので、そのことをマスコミが取り上げればとの願望を日記の中に書いていると述べました。
 
すると、山本氏は「会合の内容を録音し、それを紙に置き起こしたのか、音源にしたのかは分からないが、それを第三者にリークしたのは髙倉さん親子だな。息子を巻き込んだらやばいな。」と、再びテーブルを激しく叩きながら発言しました。
 
 私は、「やばいな。」との発言にぞっとしました。息子が、どんな目に遭わされたのだろうかと不安に駆られました。私のただならない様子に、和田氏は法律に詳しい人が日記に書いて、それを実行するということはありえないと述べました。
 
 私は、息子が妻に連れられて会合に参加した時に、同時中継の写真を撮って送ってきたことはあると述べました。すると、山本氏は、恐ろしい目付きで、なぜ会館で写真を撮ったりしたらダメだと言わなかったのかと尋ねました。私は、宗教の会合で手荷物検査をすること自体がおかしいことであり、公開の場で宗教の問題を話すべきであると反論しました。
 
 この反論に対して、山本氏は「万が一最初から録音するつもりで入って来られたら、その瞬間に侵入罪になる。」と、声を荒らげて発言しました。私は「そうなんですか。」と答えるとともに、「なぜ息子を巻き込んだことになるのか。」と問い返しました。そして、息子とは、同時中継の会合に一緒に行っていたと述べました。
 
 山本氏は、息子の携帯電話で、創価学会の幹部の話を中継したかと追及しました。さらに、息子が「これが本当の同時中継だね。」と発言したかと尋ねました。
 
 私が、息子は、そう言っていたと述べると、山本氏は、「そんな風に子どものことを教育してはいけないんだ。」と締め上げるような声を上げました。
 
奥さんと決別すれば良いとの山本氏の発言
 
 山本氏は、さらに、「あなたが池田先生のことが嫌いであれば、創価学会を退会し、奥さんと決別すれば良い問題だ。」と、私を脅しました。
 
 この発言を聞き、山本氏は、私を創価学会から追放するばかりか、妻と離婚させようと画策しているのだと感じました。山本氏の狙いは、この場で、私から創価学会を退会するとの発言を引き出し、退会したことを理由として、妻に離婚するようにと指導しようとしているのだと思いました。そこで、私は毅然とした態度で、退会するつもりは全然ないと答えました。
 
 「奥さんと決別すれば良い」との山本の発言は、離婚の強要以外の何物でもありません。この発言は、創価学会池田カルト一派が、私と妻を離婚をさせようとした決定的な証拠であると思います。創価学会の幹部が離婚を強要することなど、あってはならないことです。
 
 創価学会池田カルト一派は、個人が日記を書くこと自体を問題視したばかりか、その内容を分析した挙句、家庭の問題に介入して来たのです。創価学会池田カルト一派の幹部が、宗教的呪縛状態に置かれている妻を操作していることは明白だと思いました。
 
野崎氏に関する質問
 
 山本氏は、話題を野崎氏のことに変えました。私は、「野崎氏には離婚のことで相談をしています。」と述べました。野崎氏は、「夫婦の関係は弁証法的に発展する。」と言われ、本当に親身になって、私にアドバイスされていました。
 
 山本氏は、「家庭の話云々ではなくて、創価学会のことを、和田さんとは違った角度で、野崎さんの名前で、池田名誉会長が要人と会見をする際の模様を書いただろう。なぜ、日記に、こんなことを書いたんだ。」と、私をにらみつけました。
 
 私が、「そんなことを書いたような気がする。」と答えると、山本氏は、「なぜ、この内容については、和田さんの名前を使わなかったのか。」と追及しました。
この質問に対して、私は、「池田名誉会長と要人との会見の模様については、インターネットに書いてあったような気がする。」と答えました。山本氏は、「週刊誌とかインターネットの話を信じて、それを使ったのか。その中には、和田さんの名前を書いていないか。」と、顔をしかめながら確認しました。私は、和田氏の名前も使ったと答えました。
 
 実は、野崎氏と和田氏の双方から、池田名誉会長が海外の要人と会見する際の模様を聞いたことがあります。その話を日記に書いたことが、池田名誉会長を個人崇拝している山本氏の逆鱗に触れたのだと感じました。
 
 実際には、日記には、野崎氏の発言を以下のように書いていました。
 
 「野崎さんは、池田の代わりに長男が海外で代理を務めているが、彼らは式典に参加した後は遊んでいるのだと言っていた。日本でも、かつて池田が全国を回っていた頃、会合終了後は遊びだったとのことだ。」
 
 「池田名誉会長は世間話的な応対をするだけで、その後の専門的な応答はすべて、池田氏の側近がしている。それをさも、池田氏本人が要人と会談しているかのように聖教新聞には掲載している。」
 
 私は内心、日記に書いた内容までをも問題にする感覚に愕然としました。創価学会の幹部は、人間の心の中までをも統制しようとしているのだと感じました。
 
徳岡氏のことに関する質問
 
 今度は、徳岡氏のことが話題になりました。徳岡氏は学術部員で、京都大学出身の方です。私を野崎氏に紹介して下さった方です。
 
徳岡氏は、四国電力の研究所を定年退職されてからは、大阪で、健康食品の販売などの事業をされていました。大阪の研究会にも何回か参加されたことがありました。
 
 「徳岡氏は、野崎氏の後輩で健康食品の販売をしています。」と、私は答えました。山本氏は、「日記の中に、徳岡さんの話が出ている。徳岡さんから電話があったな。」と尋ねました。
 
 私は「ありました。」と答えました。そして、徳岡氏からは「福本氏(元参議院議員)と連携を取っていると思われている。」と言われたので、私は、「福本さんとはもう十数年も会っていません。」と答えたと述べました。実際、私は、福本氏が愛媛大学の助教授だった頃に会ったことがあるだけでした。
 
大阪の研究会に関する質問
 
 山本氏は、大阪での研究会のメンバーを確認すると言い出しました。私は、「精神科医の高山直子氏のところで開催されていた仏法の勉強会に参加し、そこには、婦人部の人たちも来ており、講師の一人が野崎氏でした。」と述べ、研究会の内容を説明しました。
 
 この研究会には、創価学会員である高山氏の後輩の医師、婦人部の幹部、野崎氏、友岡雅弥氏(聖教新聞の記者で学術部の幹部、以下友岡氏と記述)、徳岡氏などが参加され、仏法の原典を講読していました。私が参加した時には、長尾雅人著『摂大乗論-和訳と注解』(講談社インド古典叢書)を、野崎氏が解説されていました。
 
 その後、土曜日にも研究会が開催されることになりました。土曜日は、岩波文庫の中村元訳『ブッダのことば』を、野崎氏とともに読み進めて行くものでした。この研究会には、高山氏のクリニックに勤務されているカウンセラーと医師も参加されていました。
 
 日曜日の研究会では、仏法の原典の講読が終わると、メンバーの一人だった中本征利氏(以下、中本氏と記述)が、自らの著作『日蓮と親鸞』(人文書院、2004年)の内容を講義されるようになりました。中本氏は、原始仏典から日蓮に至るまでの仏法を講じられました。
 
 中本氏は京都大学医学部出身で、中本征利精神分析クリニークの院長でした。中本氏は創価学会員ではありませんが、仏法に関してはもちろん、哲学、世界史、日本史、文学、精神分析学についての造詣が大変深く、碩学とは、こんな人物を指すのだろうと感じていました。野崎氏は、中本氏はヘーゲルの精神現象学の方法論を根底に据えて、仏法を理解されていると言われていました。
 
 この研究会に参加して仏法の原典を読み進める間に、私は、創価学会の仏法理解が極めて浅薄なものだということを痛感させられました。さらに、中本氏の講義を手掛かりにしながら、『日蓮と親鸞』を読み進める間に、私は、創価学会の教学に関する捉え方が大きく変わりました。創価学会の教学は、池田名誉会長を宣揚するために、日蓮大聖人の言葉を都合良く利用しているに過ぎないものだと、私は考えるようになりました。
 
 この研究会の席では、創価学会と池田名誉会長に関する批判がなされることは全くありませんでした。仏法を研鑽する純粋な研究会でした。
 
 ところが、山本氏は、「その勉強会から帰ると、奥さんにいろんな話をしただろう。その内容は、日記に書いていないこともあるな。それで、和美さん(妻の名前)は、その話と日記の話を総合したんだよ。和田さんも勉強会に参加しているという風に、最初は思ったわけだ。」と断定するような口調で告げました。
 
 
研究会終了後の懇親会
 
 研究会終了後、参加者の数名が参加する懇親会では、創価学会の活動に関する議論をしていました。この席では、創価学会本部職員の実態や池田名誉会長の発言などが語られました。
 
 その他にも、本部職員の金銭スキャンダルのことや、公明党の議員が、どのようなプロセスで選出されるのかなども語られました。創価学会の青年部幹部達は、日本の政治を動かしているのは自分達だと豪語しているということが話題となったこともありました。
 
 私は、大阪から帰ると、研究会終了後の懇談の席で語られていた池田名誉会長と創価学会本部職員に関するスキャンダルを、妻に話していました。東京に出張し和田氏と面会した時も、妻に対して、和田氏から聞かされた創価学会のスキャンダルめいた内部情報を中心に話していました。
 
 当時、聖教新聞では、自由座談会というコーナーで、日蓮正宗の僧侶の金銭スキャンダルや女性スキャンダルが取り上げられ、僧侶が腐敗堕落しているとの糾弾キャンペーンが展開されていました。
 
 私は、妻に対して、これらの記事の内容は、その主語を入れ替えるならば、すべて池田名誉会長にも当てはまるものだと述べていました。そして、池田名誉会長を絶賛し、個人崇拝を宣揚している創価学会は、北朝鮮のような存在であると述べていました。
 
野崎氏と和田氏との関係
 
 山本氏は、日記の記述から、私と和田氏と野崎氏が会ったことがあるのだと妻が考えたのだろうと言いました。そして、「和田さんは、家族の相談には応じた。しかし、池田先生に関して悪口は一言も言っていないんだな。」と、山本氏は探るような目付きをしながら、私に確認しました。
 
 そこで、私は、和田氏に対して大阪の研究会のことを話した際に、和田氏が野崎氏のことを徹底的に批判したことを紹介しました。また、野崎氏も、和田氏のことをカルトの教祖的な側面があると語っていたと述べました。私は、和田氏と野崎氏との関係を察知されないようにと言葉を選びながら話しました。
 
 実際には、和田氏と野崎氏と私の3人で、一緒に会ったことがありました。その席で二人とも異口同音に、現在のような創価学会にならないようにするためには、何回かチャンスがあったと言われました。「言論問題」の時や、日蓮正宗との対立から池田氏が会長を勇退した時などです。そして、現在のような創価学会にしてしまったことについては、二人とも責任があると言われていました。
 
 それから、和田氏は、池田氏のことを本当に恐ろしい人間だと言われていました。また、池田氏が大阪に頻繁に行く理由についても、思わず耳を疑うようなことを言われました。さらに、創価学会の歴史は偽造の歴史であるとも言われました。
 
 しかし、査問の場で、和田氏の発言を紹介すると、和田氏に危険が及ぶと考えました。そこで、私は、和田氏は創価学会の勝海舟のような人だと思っていると述べました。私は、和田氏は創価学会の問題点と限界を認識しながら、その中で一生懸命に立て直しをしようと努めている方だなと考えていたからです。そして、このような方がおられる限り、創価学会は大丈夫だと思っていると発言しました。
 
すると、山本氏は「そんな風に人の名前を入れるから、ご本人が痛くもない腹を探られるんだ。」と声を荒らげました。
 
 ここで、和田氏が口を挟みました。和田氏は、「俺は、あなたの裏に弁護士がいて、背後で操作しているのかなと思っているよ。」と発言しました。この発言に、私はびっくりした顔をしました。すると今度は、和田氏は「髙倉さんが情報を漏らしたということは信じられない。」と言われました。さらに、和田氏は、「俺は、あなたが福本などと連携を取るということは、絶対に信じない。」と言われました。
 
白バラの手紙
 
 私は、情報を漏らしていないと述べ、福本氏に「改革に向けて、あなたはあなたの立場で頑張って下さい。」との手紙を、ペンネームで送ったと述べました。
 
 すると、山本氏は「白バラというのがそうだな。ナチスの行動を少女がすっぱ抜いて、それをビラにして撒くという話だろう。」と述べたので、私は、すっぱ抜くという話ではないと否定しました。
 
 白バラとは、第二次世界大戦末期に、ドイツ国民にヒトラー打倒を呼びかけ、ナチスドイツに対する抵抗運動を行ったミュンヘン大学の教授と学生グループの名前です。
ところが、山本氏は、私が、福本氏にビラの配布を依頼したのだと言い張りました。私は、「ビラのことなど全く知りません。創価学会の内部で、学会を改革するために頑張りますとの手紙を書いただけです。」と述べました。
 
 この私の発言に、山本氏は激昂しながら「何を改革するんだ。」と詰問しました。私は、「当時思ったのは、妻のように盲信的になるのではなく、本当に考える人間にならなくてはならない。妻が、池田先生に対する忘恩が許せないから離婚すると言い出し、私に創価学会の活動を強要するようになったことを、息子はとても悩んでいました。そこで、このままでは息子が精神的にもたないと思いました。息子の気を紛らわさせるために、映画『聖なる嘘つき』をヒントにして、具体的なことは何もしていないけれども、創価学会に反対しているような活動をしている振りをしました。」と述べました。
 
 すると、山本氏は息子のことに言及しました。私は、再び、息子のことが話題になったので、内心震え上がりました。これまで以上に、慎重に話さなければならないと思いました。そうでなければ、私が殺害されるだけではなく、息子の身も危なくなると感じました。
 
妻の直感との山本氏の発言
 
 私は、佐々木氏の発言を紹介しました。2008年1月8日の午後、佐々木氏から、私と息子がブログを作って、創価学会の情報を発信していたと言われたと述べました。しかし、私は、佐々木氏が述べたようなことは絶対にしていないと発言しました。すると、山本氏は、「ブログのことは知らない。それは後から確認する。」と言いました。
 
 そして、山本氏は「奥さんは日記を見て、これは同時放送(創価学会では、毎月1回、東京の創価学会本部で開催される幹部会の模様を録画編集したものを、各地にある会館に衛星放送で中継し、会員が視聴できるようにしています。正確な意味では録画放送です。)だねという記載でピンと来たと。確かに、30分、40分、先生(池田名誉会長)の話とか幹部の話を流しっ放しにしているという形であれば、料金も上がるからな。」と決めつけました。山本氏は、私と息子が、同時放送の内容を外部に漏らしたと断定しました。
 
 私は「違います。そんなことはしていない。」と強く否定しました。しかし、山本氏は、そんな風に思われたのだと発言しました。
 
 さらに、「そういう話が、四国の幹部に入ってくる。そして、四国の幹部である高橋さん、松下さん、婦人部長、それから松下総県長は、大変悩んで苦しんで、基本的に事件としてやるかどうかっていうところに、今来ているわけだよ。」と、硬い表情で述べました。そして、私をにらみながら、「どうします。」と尋ねました。
 
 私は「大変悩んで苦しんで」との発言に、どんな意味が込められているのだろうかと考えました。信仰に関する会合の模様を、秘密にしなければならないという発想自体が理解できませんでした。
 
 しかし、「事件としてやる」ということは、和田氏が電話で伝えてきた内容を意味しているのだということに気がつきました。すなわち、和田氏を査問した幹部が「全四国と全九州の創価学会員を総動員して、髙倉を反逆者として糾弾する大キャンペーンを行う。徹底的に追い詰めて破綻させる。」と述べたことを意味しているのだと考えました。さらに、高松の学会員が私を殺すと言っていたとの発言も頭をよぎりました。
 通話記録の請求
 
 私は「息子が同時放送に行った際に、写真を送ったりしたことはあります。」と述べました。そして、それは通話記録を見たら分かることだと述べました。
 
すると、私の発言を待っていたとばかりに、山本氏は、息子の携帯がどこにあるかと尋ねました。そして、「契約者の名前がお父さんの名前になっているので、お父さんの方で請求してもらわないと履歴が見られない。」と言いました。
 
 この発言を聞いた瞬間、山本氏は「通話記録を提出する。」との発言を、私から引き出すつもりだったのだと気が付きました。意図的に誘導していたのだと思いました。私は、山本氏の巧みで狡猾な尋問の手法に驚きました。脅迫罪から免れるために、私の方から通話記録を提出したという形にしようとしていたのだと考えました。
 
 私は、通話記録を請求することを了解しました。すると、山本氏はニヤリと笑いながら、「髙倉さん親子が、学会の、特に3月と4月の会合の内容を録音し、携帯でそれを送ったかどうかについては、履歴を確認させて頂いて。」と発言しました。そこで、私は「結構ですよ。」と同意した上で、「そんなこと、一切やっていない。」と述べました。
 
 まさか、山本氏が、私に携帯電話の通話記録の提出を要求するとは予想もしていませんでした。警察が犯罪捜査の一環として通話記録の提出を求めるのであればともかく、宗教法人の最高幹部が、信者に対して通話記録の提出を請求することは本当に恐ろしいことだと感じました。
 
最後のチャンス
 
 山本氏は、私にマスコミや福本氏に手紙を書いたかと威迫するような声で尋ねました。私は、福本氏以外に手紙を送ったことはないと述べました。
 
 すると、山本氏は「それでいいのか。もしその後、具体的な証拠が出てくると、今の話は全部崩れるんだからね。ここで打診しているのが、最後のチャンスなんだぞ。」と、私を脅しました。私は、この発言に大変な恐怖を感じました。特に、「最後のチャンス」という言葉が気になりました。創価学会の幹部達は、私をどのように処遇するつもりなのだろうかとぞっとしました。
 
 私が「確かに福本氏に送りました。」と答えると、山本氏は「何を送ったんだ。」と、どすの聞いた声で尋ねました。私は、白バラの由来を書いた手紙だと答えました。
 
 すると、山本氏は「白バラの運動の内容と現実とを合わせると、情報をリークすることを示唆するような内容の手紙であるとしか読めないんだ。」と声を荒げました。さらに、山本氏は「手紙には、四国の会館での会合の内容が、そのまま書かれているんだ。頑張って下さいと書いただろう。」と怒った口調で発言しました。
 
 私は「違います。四国の会館のことなどを書いた記憶は全然ない。」と否定しました。私は、山本氏は、わざと、このような発言をしたのではないかと思いました。私は、福本氏への手紙には、四国の会館に関することなど全く書いていなかったからです。
 
 すると、和田氏が「なぜ日記を書くにしても、もっと学会員を味方にし、世間の人間を味方にするような論評が書けなかったのか。わざと誤解されるようなことを書く理由が、あなたほどの人間が、あなたほどの正しい人間が、何でそんなに現実に消耗するような書き方しかできなかったのですか。奥様を改良するのに決定的に重要なことだったんですか。」と質問しました。
 
 私は、内心では、日記の内容にまで言及した和田氏に呆れました。日記に書く内容まで干渉するということは、極めて理不尽なことだと感じました。しかしながら、この質問に対して、私は「夫婦喧嘩の腹いせに書きました。」と述べました。山本氏は「2年間ずっと頭に来たままというのは無理だよ。」と、ニヤニヤ笑いながら述べました。そこで、私は「毎日毎日、創価学会のことで、妻とやり合っていたのです。」と答えました。
 
実質的な仲人
 
 すると、山本氏は、創価学会の九州の最高幹部である田村氏と、その夫人である田村幸子氏(創価学会の学術部員で、九州産業大学商学部教授、以下、幸子氏と記述)のことを話題にしました。田村氏夫婦は、私と妻の実質的な仲人です。
 
 昭和60年の4月末日、九州創価学会男子部の最高幹部だった田村氏から電話が架かって来ました。田村氏は、小倉在住の創価学会員である坂本利勝氏(以下、坂本氏と記述)から一人娘の結婚相手を見つけて欲しいと依頼されたとのことでした。田村氏は、現在、この女性は女子部の本部長をしているが、このままでは女子部の最高幹部になることは確実で、そうなると結婚するのが遅れてしまうと坂本氏は心配していると言われました。
 
 坂本氏は、北九州の小倉で洋服の問屋を経営されている資産家だが、自分の店を継がせるつもりはなく、将来、自分の資産を創価学会と公明党のために使ってくれるような人物を、娘の夫にしたいと言われたそうです。田村氏は、自分が結婚したい程だとも言われました。
 
 5月の連休に、坂本利勝氏の自宅で見合いすべく、私は田村氏夫婦とともに北九州に参りました。小倉駅で私達を迎えた女性が、後に私と結婚することになる坂本和美氏でした。出会った瞬間、私のこれまでの人生は、この女性とめぐり合うためにあったのだと直感しました。私は、事前には相手の写真も釣書も渡されませんでしたので、この時が初対面でした。
 
 私は、この女性と結婚すると決めて交際することにしました。結婚するまでの間は、沢山の手紙をやり取りしましたが、創価学会の活動に真剣に取り組もうという内容が中心でした。
 
 その後、私の指導教官で、当時九州大学法学部長だった有地亨教授夫妻に仲人をお願いし、昭和61年の2月23日に、小倉の日蓮正宗のお寺で結婚式をし、小倉国際ホテルで結婚披露宴を行いました。しかし、実質的な仲人は、田村氏夫婦だったのです。
 
田村幸子氏からの電話
 
 山本氏は「田村九州長の奥さんが、あなたに電話をして来ましたね。」と発言しました。私は「覚えていない。電話はなかったと思います。それは妻に対してではないですか。」と答えました。
 
 山本氏は、即座に私の返答を否定しました。そして、「いやいや本人。奥さんに電話したのを、あなたが取ったかどうか分かりませんが。」と述べ、「実は、田村さんの奥さんが日記のことも含めて非常にびっくりされて、和美さんにどうなっているのかというようなことを話している最中に、あなたが電話を代わった。その時、あなたは、いつでも来い、公開討論をしようと発言したね。」と言いました。
 
 私が、幸子氏とは話していないと答えると、山本氏は「言っていない?嘘をつくんじゃないぞ。田村さんは聞いているって。」と怒鳴りました。私が「いつでも来いとは言っていません。田村さんが来られるのであれば、みんなで公開してやりましょうと、妻には言いました。」と述べると、山本氏は「その話が田村さんに伝わったんだ。」と言いました。
 
 査問の途中で、私が田村氏との出会いなどを話した時には、山本氏は、田村氏のことを「知らない。」と述べました。田村氏からの電話に関する発言では、山本氏は嘘をついていたことを自白したようなものだと思いました。山本氏は、佐々木氏の時も、最初は「知らない。」と述べながらも、途中では、佐々木氏と連携していることを認める発言をしました。私は、山本氏は、田村氏とも十分な打ち合わせをしているのだと確信しました。
 
車内での妻との会話
 
 2007年11月に、愛媛県美術館で、東京富士美術館(創価学会の所有する美術館)が企画した国立ロシア美術館展が開催されました。私は、この美術展を鑑賞すべく妻と娘を連れて、車で松山へ向かう途中で、妻から幸子氏から電話があったことを告げられました。
 
 妻は、「田村さんの奥さんが、髙倉さんの家のお役に立つことがあればと、明日訪ねて来るから。」と発言しました。高速道路を運転中でしたので、私は少し驚きました。私は、幸子氏に話すことは全くないし、もし来られたら、その会話はすべて録音し、その内容を公開すると話しました。
 
 別の陳述書で明らかにしますが、私が妻に日記を渡してから、妻の母親や親戚が、つぎつぎと高松に訪ねて来ました。幸子氏が、どのような目的で、私と会いたいと言われるのかは分かりませんでした。しかし、おそらくは、妻の母親が幸子氏に依頼したのではないかと思いました。
 
 私は、幸子氏のことを妻と話しても生産的ではないと思い、話題を変えました。そして、妻に、もし、この国立ロシア美術館展が創価学会とは全く無関係であれば、わざわざ、松山まで鑑賞に行くかと質問しました。
 
 実は、今回の松山での美術館に行くことを、妻から創価学会の活動の一環だからと強要されたからです。創価学会は、その勢力を誇示するために、組織的に観客を動員しており、妻は、地域の創価学会幹部から松山に鑑賞に行ったことを報告することが求められていました。息子は、母親の発言に反発し、高松で留守番すると述べたので、妻と娘と私の三人で松山に向かったのです。
 
 創価学会は、各種の選挙と連動させる形で、全国で池田名誉会長の写真展や平和行動展、富士美術館が企画した美術展を開催しています。そして、このような会合に、各地の有力者を来賓として招待するとともに、その地域の創価学会員を鑑賞に動員しています。
 
 しばらく、このような美術展に関するやり取りをしていると、妻は、私に、なぜ創価学会を脱会しないのかと質問しました。そこで、もし今、私が脱会したら、どういう結果になると予想されるかを説明しました。
 
夫婦の問題ではなくなっているとの山本氏の発言
 
 私が、妻に対して、幸子氏に公開討論すると伝えるように述べたと話すと、山本氏は「そんなことを公開でやるのか。」と呆れた顔をしながら発言しました。
 
 さらに、「髙倉さんのおっしゃっていることが真実であるとした上でも、これはやっぱりなかなか難しい問題になってるんだ。いろんな方に、田村さんも入ってきちゃってるし、私が抑えきれない状況になりつつあるんだ。本当はお二人の問題だから、和美さんとご主人がまず話し合う問題だと思いますけども、そういう状況になくなってまして」と述べ、「子どもたちが情報を流してしまって、こっちはあえて止めてるのに、いろんな話が出てしまっているので、もうやむなく、和田さんに話したことがあった。和田さんも否定されたので、じゃあご本人と白黒付けてもらうしかないと。その上で、この問題をどうするという話になるわけ。」と言いました。
 
 この発言を聞いて、私は、山本氏は田村氏と相談の上、私を査問しているのだとの確信を深めました。そして、妻と私が話し合う問題であるにもかかわらず、「そういう状況になくなってまして」との山本氏の発言は、創価学会本部が、妻に対して、私と離婚するように強要している証拠だと考えました。家庭の問題に、創価学会本部が介入して来たばかりか、離婚を強要するのは、大変な人権侵害だと思いました。
 
 さらに、「この問題をどうするかという話になるわけ。」との山本氏の思わせ振りの発言は、和田氏が、エレベーターの中で告げた「優秀な人間を殺したくない。」という言葉に込めた殺害予告の意味も含まれているのだと考えました。
 
                           つづく
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本名:髙倉良一(たかくらりょういち)
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大学教員
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
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