桃太郎様からのコメントを拝読し、感銘を受けました。特に、「しかし、落胆してならない。今こそ、『 治安維持法の時代がどんな時代であったか 』を全国民が学習することになるのだ。」との箇所は、ピンチをチャンスに転換させようとする桃太郎様の気魄が込められていると感じました。
新党憲法9条代表の天木直人氏のブログでは、「きのう5月22日の午後、自民党の元地方創生担当相である石破茂氏がわざわざ記者会見をして、安倍首相の9条3項改憲案を批判したという。みずから揮ごうした「着々寸進 洋々万里」という座右の銘を紹介した上で、平成24年に自民党が提示した憲法改正草案にこだわらずに自衛隊明文化を唐突に言い出した安倍首相を、あらためて批判したという。これには驚いた。何度も書いてきた通り、安倍首相の今度の改憲案は、文字通り総理大臣の職をかけた安倍首相の最後の大仕事であり、これからの政局の最大の問題である。その安倍首相の改憲案を、今でも、そしてわざわざ記者会見を開いて批判する石破氏は、今度こそ本気でポスト安倍を狙っている。しかも禅譲ではなく、堂々と政策の違いを掲げて。私にとってこの石破氏の日本記者クラブでの安倍首相批判は衝撃的である。」との記事が掲載されています。
本日5月25日には、NHKが、「学校法人『加計学園』が愛媛県今治市に設置する計画の獣医学部をめぐり文部科学省の前川前事務次官が記者会見を開き、『総理の意向だ』などと記された一連の文書について、『確実に存在していた。あったものをなかったことにできない』と述べたうえで、『極めて薄弱な根拠で規制緩和が行われた。公平、公正であるべき行政の在り方がゆがめられた』と訴えました。」とのニュースを放映しました。
「しかし、落胆してはならない」との桃太郎様のコメントに呼応するかのように、明らかに、「潮目」が変わって来たような気がします。
以下、桃太郎様の気魄に満ちたブログ記事としてご紹介致します。
» 『 組織犯罪処罰法』 は 「治安維持法」だ!!
法務委員会で強行採決! なんとも強行採決の多い内閣であることか!
しかし、落胆してならない。今こそ、「 治安維持法の時代がどんな時代であったか 」を全国民が学習することになるのだ。
それは、戦前を生きてきた人たちだけではなく、現在の中学生にまで及ぶ学習となるに違いない。・・否、実際にそうあらねばならないのだ!
そのために何か手がかりが欲しい。先ずは、「横浜事件」から学べ! 治安維持法による「暗黒の歴史」に学べ!・・・ということだ。横浜事件は今もなお終わっていないからだ。当時、激しい拷問と人権侵害を受けた生き証人が暗い社会の状況の多くを語っている。
「テロ防止対策?」とどんなに取り繕っても「組織犯罪処罰法」は「共謀罪法案」であり、現代の「治安維持法」であり、人権抑圧法である!
1930年代を通じて拡大解釈を進め、社会主義運動の弾圧をはじめとして、やがて宗教団体や自由主義、戦争反対などすべて弾圧・粛清の対象になっていった。組織や団体をことごとく監視し、メディアに関わる記者や編集者、良心的な官僚なども標的にされた。更には、社会科学文献を読む会、学生の読書会、文学者愛好会までもがその対象となった。戦前に治安維持法による逮捕者は約7万人を超える猛威をふるった。
今後、この悪法「組織犯罪処罰法」は『共謀罪法』としてその名のとおり、政府を批判する者は悉く監視・操作の対象とされ、思想信条の自由、表現の自由が抑圧され、国民がいつも何かに怯え萎縮して生活せざるをえない世の中になってくるに違いない。人の心の中に土足で踏み入り、「精神の自由」「良心の自由」を踏みにじるもの・・・これが「共謀罪法案」である『 組織犯罪処罰法 』の正体である。
世界でもっとも民主的な憲法を持ち、先進国でも最も治安の優れている日本に、わざわざ中国・朝鮮などの周辺危機を捏造し、国民の不安を煽り、「テロ防止対策」と嘘吹き、政府批判、反戦運動を抑圧しようとする姑息で卑劣な政治手法をやりたい放題でやっている・・・ファッショ政権・ファッシスト安倍。
法務委員会で「強行採決」されたが、我々はこれくらいで諦めてはならない! どこまでも、正義に反する「不当な法案」であることをあらゆる場で訴え続け、反対運動を呼びかけていかねばならない。
ただ闇雲に安倍政治の独裁の不当性を叫ぶだけではなく、寧ろ、戦後最低・最悪の政権がなぜ今なお支持率が高いのか、歴史に学べていない被抑圧者・国民の現状をこそ厳しく総括・反省し、新たな運動を提起すべきである。
とりわけ、利権にまみれ腐り果てた創価学会、それは宗教団体というより政治団体と云ったほうがピッタリの創価学会、選挙に駆け回る思考停止した圧倒的多数の会員が犯している誤りについて覚醒させねばならない。初代会長は治安維持法によって獄死したのに、なんと、創価学会員は「共謀罪」をよく知らない
と判明。驚きである。・・・否、これぞ学会員かな!とも言えるところである。
池田大作曰く、「嘘は大きいほど効果が高い」とは、よく言ったものである。正に金言である。ファッシスト安倍の「騙し」とペテン師「創価学会」の「騙し」からどこまで覚醒させることができるのか、地についた日常的な闘いが問われている。
尻の軽い狡猾な「維新」はいずれ崩壊する。ほっておけばよい。宗教で洗脳されている一見「まじめ人間」はなかなか厄介だ!!
創価組織は「詐欺的集団」であると気づけるならば、安倍独裁の「騙し」には容易に気づくであろう、と思われるのだが・・・ 果してどうだろうか?
何はともあれ、「 武将を倒さんと欲せば、先ずは馬の脚を撃て!」 と言いたい。
桃太郎 2017/05/22(Mon)23:45:40 編集
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