平成27年1月30日午前11時から東京地方裁判所631号法廷で行われた本人尋問の調書の続きをご紹介致します。
記
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
現在でも身辺に何か気をつけていることはありますか。
被告(反訴原告)髙倉良一
それは,徹底的に気をつけております。実際,一番緊張するのが自宅の宿舎に帰るときです。なので,何らかの形があったときに,直ちにいろいろな,防犯べルもそうですし,いろいろな形で毎回気をつけています。本当に毎日が,玄関のときが一番緊張します。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
そうすると,もう何年間もそういう緊張状態に置かれていると,こう受けていいわけですか。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい,そうです。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
それで,本件については,山本氏だけが原告になられているということにつ いて,あなたとしては何か疑問を感じるところがありませんか。
被告(反訴原告)髙倉良一
極めて不可解です。これはなぜ,それが名誉棄損,相手方の弁護士の方々が主張されるようなのであれば,池田大作名誉会長,原田稔会長,田村隆雄副会長など名前も全部出ているわけですから,なぜこの山本原告のみがこういう裁判を起こしたのかと。これにどのような意図があるのかということ自体が不可解でなりません。これはまさに, いわゆるスラップ訴訟,私に対する嫌がらせ,いろいろなダメージを与える,そういう意図のもとになされているとしか思われません。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
山本氏の新宿での査問について,何か手落ちとか,そんなことがあったとは 思われませんか。
被告(反訴原告)髙倉良一
私との手打ちですか。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
はい。
被告(反訴原告)髙倉良一
一切ありません。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
当曰,査問をする主体が,金城会の会長がノロウイルスで急遽,欠席されて, 山本氏が代行したというふうにあなたからは聞いているんですが,これは本当ですか。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい。会長ではなくて,和田さんから聞かされたのは,本来は金城会という池田大作氏と特別警備,そういう方々の委員長と,それから山本氏とが来るはずだったんだけれども,その委員長がノロウイルスで 来られなくなったので,山本氏のみが担当,和田さんとは一緒ですけれども,担当することになったと。それで,和田氏が,山本氏はこういうことに慣れていないと,そういうふうに言われました。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
それで,査問の追及が不徹底だという結果になったわけですか。
被告(反訴原告)髙倉良一
恐らく。ただ,山本氏が,これは提出してある,同意していただいているものの中にありますけれども,私が,これは創価学会の名誉棄損で強要で脅迫と言いかけたらば,突然立ち上がって,目の前に,私のところに右手を大きく突き上げて,それを言うと危ないですよと言って,私の発言を制止されるようなことがありました。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
それで1点だけ聞いておきますが,あなたは反訴も起こされたわけですね, この事件について。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
この反訴に書かれていることは,全てあなたの気持ちですか。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
だから,山本氏に対して損害賠償を訴えたいと,こういうことですね。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい,そうです。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
最後に,あなたのロから私の質問以外で何か言いたいことがあれば,ごく簡 単に言ってください。
被告(反訴原告)髙倉良一
本件は,訴状を載せたことに対する名誉棄損です。英米法では,御承知のように,訴訟活動の中で名誉棄損とか,そういうふうなことは一切問わない。それに対して,日本の場合はそういうことが,訴訟活動の言論の中ではありますが,これは訴状です。ですので,これをもし名誉棄損であるということにするならば,単なる表現の自由の問題ではなくて,創価学会の弁護士の方々は,裁判を受ける権利,そういうものも侵害をする。これは本当に大変な大問題になることをなされている。私はこれが理解ができません。御承知のように,裁判はまさに公開であります。訴状であります。
被告(反訴原告)代理人生田暉雄弁護士
それで,あなたとしては,こういう訴訟を起こすことは,宗教法人性にももとるんじゃないかというお考えもあるわけですか。
被告(反訴原告)髙倉良一
はい。これは将来的に創価学会の解散命令を申し立てる際の有力な証拠の一つになり得るであろうと。これを日本国民が知ったらば,創価学会,本当に危機的な状態になる。まだ創価学会に籍を置いている者として,こういう方々が創価学会の池田大作名誉会長が誇る優秀な弁護士さんたちがなさることなのだろうかと。何らかの意図があるのかと。本当に不可思議に思っております。
つづく
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