昨日に続いて、京都乃鬼新聞に「「妙法の万葉集」(友岡雅弥氏の証言編)として掲載された記事をご紹介致します。
この記事の中の「※印」は、京都乃鬼新聞社が補足説明として記入されたものです。
この記事には、関係者が実名で記載されています。
しかしながら、ブログ「白バラ通信パンドラの箱」では、創価学会名誉会長池田大作氏以外の人物は、全員匿名とさせて頂きます。
記
=友岡雅弥氏の絶筆か!?=
弊社で調べたところ、現時点で確認が出来る限り、友岡さんの心情が詰まった文章として生前最後のものと思われます。
今年2019年3月中旬に書かれたものです。
意義深い「嵐の4.24 」から40周年、その日に当たり、送り宛て先様のご了解があり、また友岡さんの人となりもよく分かる内容ですので、弊紙に掲載の上、皆様に公開させて頂くことになりました。
なお、私的な御礼文ですので、プライバシーに配慮し、一部を削除、編集させて頂いております。
また、この御礼文の背景としては、友岡さん自身がご自分の健康が優れない事がわかっていて、またご家族の反対も押し切って敢えて東北のボランティア活動に向かわれたのですが、それは何よりも、友岡さんが育てたボランティア活動の真の意味を知る学生さん達との約束があったからでした。後継の為に命を捧げられたのかも知れません。
「寄付の御礼」
今回は、温かく、そして貴重なお心よせ、こころの底から感謝しています。ありがとうございました。
学会に入会する前から、社会的弱者と呼ばれるかたがたの支援をしていました。
それは母親が、知的障がいをおもちのお子さんの学級を、結婚前、戦後すぐから始めたのと関係するのかもしれません。
母は結婚し、僕が生まれましたが、母親の学級の生徒さんが、僕の人生の最初の友だちだったからです。
ハンセン病隔離療養所の訪問や、ホームレスの支援活動をし、また東日本大震災以降は、聖教新聞の記者の仕事とは別に、自費で被災地に通い続けていました。
しかし、記者として、ライフワークにしていた、そういう社会的弱者へのまなざしを持った記事が、「聖教にはふさわしくない」と、批判され、会員に間違った意識を植え付けるものと、処断されて、あとは、査問の連続。
揚げ句は、ちゃんと決裁を受けて行った東北の取材ですらも、「電話でいい。行く必要はなかった」ということで、出張費536万円を全額返金ということになりました。
相談した弁護士さんたちは「訴えたら100%勝つ」とおっしゃいましたが、時間がもったいないのと、価値がまったく違う、今の創価学会に、どのような形でも(裁判という形でも)触れるのは、とてもイヤだったので、自由を勝ち得たと思って、聖教を退職。
収入はなくなり、退職金の取り崩しとかでつないでいます。(今年の11月からは、年金が入りますが)
連れ合いも、カウンセラーとして働いているので、生活に困窮するということはありません。
しかし、ずっとかかわり続けてきた、東北被災地の現場があり、毎年、1、2回は、大学生さん達を、東北被災地にお連れしています。
その大学生さん達の中から、すでに二人が、被災地の自治体の職員や、被災地の400年の老舗の職員となって、現地で活躍しています。
また、昨年から、いろんな国々の留学生さんたちともつながりが出来て、彼ら・彼女らを、釜ヶ崎の支援活動にお連れしています。
そして、彼ら・彼女らから、東北に行きたいという希望が強くでてきたので、今年以降は、日本の学生さん達を1、2回、各国の留学生さん達も、そのぐらい、東北にお連れしようと思っております。
漁業・農業のお手伝い、また、知りあいになった、在宅ホスピス医院でのお手伝いなどを行います。
おかげさまで、日本の学生さん達、各国の留学生さん達を、東北へお連れする交通費は、支援してくださるかたは、なんとか今のところいらっしゃいます。
また、宿泊費も、僕が今まで、通ってたことで、「あんたの連れて来る人だったら、漁師小屋ただで使ってもいい」とか「地域交流センターで、布団代だけでいい」とか、ありがたい申し出があります。
しかし、実際の現地の交通手段は、レンタカーとなり、たとえば、この3月25日から、31日までの、日本の学生さん達の「福島・宮城・岩手」の1週間のボランティア・ツアーは、レンタカーとガソリン代、高速代で、20万円近くになります(大型のバンを借りるので)。
それで、今後のことも考えて、「うーん、どうしよう」と思ってたところ、今回の、温かいお心よせで、かなり、これからに希望がでてきたところです。
ほんとうに、助かりました。ありがとうございました。
友岡雅弥
以上
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これまで義捐金を振り込まれた皆様方には、心より厚く御礼申し上げます。皆様方からの義捐金の振り込み通知が届く度に、私は涙が込み上げて参ります。ありがたい限りです。
なお、義捐金の収支に関しては、裁判がすべて終了した時点で明らかにさせて頂きます。
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。