元創価学会の最高幹部の方々が語られた記事「ポスト池田の主導権争いに決着!?昨秋の創価学会 “異例人事徹底検証”」の続きをご紹介させて頂きます。
この記事に登場する方々は、福本潤一氏(元公明党副幹事長・創価学会学生部東大総合委員長)、小川頼宣氏(政教分離を考える会代表・元創価学会広報部副部長)、小多仁伯氏(元創価学会文化本部副書記長・芸術部書記長)です。
頓挫していた池田〝世襲〟への人事
福本 昨年末の人事や教義変更、池田名の書物の中身改ざんを見ると、まだ池田健在の時に起こった秋谷更迭、原田会長となった二〇〇六年の人事の年のことを振り返ってみる必要があるように思えます。池田名誉会長健在の時の会長人事と比較してみることで、創価の実態をとらえ直してみましょう。
小川 会長人事のあった二〇〇六年というと、今から十年前です。
福本 この年は私はほとんど東京にいて、本部幹部会にほとんど出席できましたので、流れをよく見聞きできました。この年は会長の任期切れで、五月三日頃に交代があるのでは、と言われていました。
小川 この年は政権与党入りして七年目。公明党を通して創価は、政治に強い影響力を持ち始めていましたので、世間でも次期会長人事が大きな関心事になっていました。
福本 そうした中、写真週刊誌『フライデー』がスクープ記事を載せました。「創価は正木会長、谷川理事長体制で」という写真入り記事でした。またガセネタではないかと疑心暗鬼になりましたので、創価大学大学院OBで男子部大幹部の秘書に聞いてみました。「創価の会長人事は本当にあるのか?」と
小多仁 ほう、どういっていましたか?
福本 彼の言うには、「本当に〝正木会長、谷川理事長〟という秋谷更迭の人事が行なわれるという連絡が入っております。青年部総会に当たる連休中の会合に長谷川第一庶務室長が来て発表するそうです」というのです。私は、びっくりしました。というのは、会長人事という創価全体のことは、本部総会を開いて行なうのが恒例なのに、なんと青年部の会合で発表するとは、なんたる裏技行使かと思いました。
小川 しかし、それは現実には実行できなかった、というわけですね。
福本 はい。その後の本部幹部会での池田自身の怒り様は凄いものでした。関西責任者の藤原副会長を立たせて「お前がうちの子を『ご子息様、ご子息様』と呼ぶので、マスコミにかぎつけられたではないか!」と、藤原をはじめ関西の最高幹部を叱りつけていました。
小川 要するに、その時に予定していた「正木会長・谷川理事長体制」は、息子の博正氏や三男・尊弘氏を擁護する体制作りで、秋谷更迭の絶好のチャンスでもあったのに、関西方面からマスコミに事前情報が洩れて、失敗してしまった、ということで憤激していたわけですね。
小多仁 この後、池田大作にとっては大不満だったでしょうが、七月に秋谷会長が再任されました。これは、秋谷氏以外に選挙支援の全体指揮を取れる人材がいなかった、ということでしょう。
つづく
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KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
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