山本哲也創価学会副会長が、私を名誉棄損で訴えた東京地方裁判所の判決に対する陳述書の続きをご紹介致します。
陳述書 その6
友岡氏からの電話は、私を畏怖させる内容でした。
平成27年10月16日
住所 略
髙倉良一
判決の問題点
判決は、友岡氏からの電話に関して、「かかる架電の存在及びその際の会話内容を客観的に裏付ける証拠はない」(判決書9頁14行目)と述べ,「仮に被告の上記陳述内容が真実であったとしても,その会話内容からして,原告,和田又はその関係者が,被告の言動を封殺するために被告又はその家族に対して危害を加えることまでをうかがわせるものではない。」(判決書9頁15行目以下)と判示しています。
この判決の問題点は、二つあります。
一つは、「客観的に裏付ける証拠はない」と述べている点です。
一つは、「その会話内容からして」と、具体的な根拠を明示することなく、「被告の言動を封殺するために被告又はその家族に対して危害を加えることまでをうかがわせるものではない。」との単なる推測を述べている点です。
日記の記載から明白な友岡氏の電話
今回、新たな証拠として提出した日記のコピーから、友岡氏の電話に関する記述を紹介します。下線が引いてある箇所は、日記本文の書き間違いなどを示しています。
以下の日記の記載から、友岡氏からの電話が実際にあったことは明らかです。
「2007年12月10日 午後5時36分 晴
前日の日4*日の火曜日の夜には、和田さんから電話がかかって来た。どうやら、虫の知らせで、私に何かあったのではと感じたらしい。ぎっくり腰になったことを伝えると、いろんな体験をした方が良いと言われた。本当に、その通りだと思った。
5日の午後1時過ぎに、突然、友岡さんから電話があった。東京と大阪の二ケ所から、私についての問い合わせがあったとのことだ。私が、福本潤一さんと連携して活動をしているとマークされたとのことだ。私を中心に、中本先生や高山さん、野崎さんも調べられており、その原因情報は婦人部サイドが中央に連絡したとのことである。
この連絡には、とても驚いた。私は、14、5年前に、松山で福本さんに会ったことがあるだけだ。この時は、学術部の会合で、和美さんも一緒だった。それ以来、今日に至るまで、個人的には一度も会ったことはない。12年前に、福本さんが出馬する際に、四国池田文化会館で演説を聞いたことはあるが、この時も、個人的には全く話をしていない。参加者の一人として、皆と一緒に、出馬の拶挨を聞いたに過ぎない。
なぜ、全く音信がない人間が、反学会の活動家として、福本さんと一緒に行動しているとみなされるのか、全く理解できない。
和美さんに渡した日記の中にも、福本さんのことは、ニュースとしてしか記載していないはずだ。本当に、びっくりというしかない。
この点では、すぐに野崎さんに電話で相談した。野崎さんからは、放って置くというアドバイスを受けた。そこで、この結論を踏まえて、一成君にもメールを送信した。
翌日の午後1時過ぎに、再び、友岡さんから連絡があった。その内容から、今回、私がマークされた理由は、日記が原因ではないらしいことが判明した。作家の宮本輝氏を、池田さんが仏敵と言い出したことに連動して、文芸部と学術部のメンバーの監視体勢制が構築されたことからのようだ。
何という団体であろうか。自らが監視の対象とされて、創価学会はカルトであると確信した。
腰の痛みは、昨日から、ほとんどなくなった。日曜日から、丸々一週間、ずっと寝ていた。横になっていること自体、全く苦痛に感じなかった。やはり、相当ストレスが溜っていたからだろう。
もっとしかも、監視の通報まであったのだから、休養にはならなかった。残念なことだ。
野崎さんからは、悪いものが全部出来ったのだと言われた。今回の一連の出来事は、そう捉えるとともに、これからは善い流れに変わるように、再び、唱題して行こうと思う。
午後6時27分」
私を畏怖させた電話の内容
判決は、「仮に被告の上記陳述内容が真実であったとしても」と前置きしながら、「原告、和田又はその関係者が、被告の言動を封殺するために被告又はその家族に対して危害を加えることまでをうかがわせるものではない。」と判示しています。
この判決の友岡氏の電話に関する評価は、創価学会が、これまで創価学会を批判した者を「反逆者」として糾弾してきたことに関する理解が乏しいために、このような「危害を加えることまでをうかがわせるものではない。」と述べたのだと思います。
私が連携しているとみなされた福本潤一氏は、創価学会本部から「反逆者」と認定された人物です。しかも、この電話で、友岡氏は「中本先生や高山さん、野崎さんも調べられており」と具体的に述べています。
さらに、友岡氏からの電話の前日には、和田公雄元創価学会海外相談部長から、「虫の知らせで、私に何かあったのではと感じたらしい。」と心配した電話もありました。
創価学会が、いわゆる「反逆者」に対して、どのような対応をしてきたかを熟知していた私にとっては、友岡氏からの電話は、私の身に危険が切迫していると感じさせるものだったのです。
友岡氏は、当時、関西の聖教新聞社に勤務しており、関西学術部の書記長でした。池田大作創価学会名誉会長のゴーストライターの一人でもあります。
そのような人物から、わざわざ、私に警告の電話があったのです。私は大変な恐怖を感じたので、直ちに、野崎氏に電話をしたのです。
日記に記載されている友岡氏との会話の内容から、「原告、和田又はその関係者が、被告の言動を封殺するために被告又はその家族に対して危害を加えることまでをうかがわせるもので」あると考えたことに合理的な根拠があったと評価すべきなのです。
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。