「大御本尊問題の経過について」の続きをご紹介させて頂きます。
おそらく、この文書を作成された方は、創価学会の本部職員ではないかと存じます。
記
【5】 ところが、こうした教学部側の思いは、全く受け入れられませんでした。小委員会の結論は、次のような方向で確定していたのです。
① 「戒壇の大御本尊」は、もはや謗法の宗門の本尊であり、功力もなく、学会とは何の関わりもない。その意味を否定しておかねばならない。
② 総本部こそ世界広布の根本・中心であり、そこに安置される「創価学会常住御本尊」こそが『戒壇の大御本尊』に変わる新たな「大御本尊」である。
③ こうした内容を、先生のご存命のうちに、先生のご意思として発表する。まさに、総本部完成の今こそ断行すべき時である。教学部のリポート「創価学会常住御本尊と広宣流布の使命」が今言える限界のラインで訴えても、それは不徹底であり、全く駄目だと一蹴されました。
【6】 しかし、無理筋の結論を導こうとしても、無理なものは無理なので、小委員会の 結論は紛糾を極めました。教学部以外の5人は、論理として完全に破綻していました。率直に申せば、素人談義の域を出ず、これが学会の最高首脳の教義理解かと別の意味で衝撃を受けました。例えば、秋谷議長は「弘安二年の御本尊については、 南無妙法蓮華経の法体を文字曼荼羅に図顕された御本尊であるが、唯一絶対の御本尊と大聖人が定められた証拠はない。日寛上人より『究竟中の究竟』等宗派の確立のために確立されたとも推察される」「弘安二年の御本命も何の徳用も働かない。・・・他宗の身延派や、中山系、京都系が保持している真筆の御本尊と同じ事になる」と主張していました。そう主張したい気持ちは理解できますが、それでは、相伝害、 相承書、日興跡条々事などを盾に宗門から攻撃されたら、どう答えるのか、また逆に、「弘安二年の御本尊]を全く認めてこなかった身延派から攻搫されたら、どう答えるのか。「大御本尊」に関する戸田先生や池田先生の発言、また教学的な主張との整合性は、どう付けるのか。不用意に教義を変更すれば、学会は四方八方から矛盾を突かれて、大混乱に陥りかねません。宗門は、「大御本尊」について何百年にもわたる論争の蓄積があります。特に近年は、正信会との激しい論争を経験しているので、この論題について、学会が戦うのであれば、それ相応の準備が不可欠であることを訴えましたが。そうした経緯についても、ほとんど認識を持っていない様子でした。
【7】 また聖人御難事の「余は二十七年なり」という大聖人の「出世の本懐」の表明についても、谷川総長は「『出世の本懐』の意味だって変えればいいんだ。独立した教団なんだから、変えてもいいんだし、変えられるんだ。南無妙法蓮華経の御本尊を顕したことにすればいいんじやないか」と述べていました。もちろん御書の解釈はできるにしても、御本尊の「出世の本懐」について生半可な教義理解で軽々しく決められることではありません。さらに「末法下種の三宝」についても、現在は、公式には仏宝が日蓮大聖人、法宝が三大秘法の大御本尊、僧宝が日興上人になっているのを変更するのかという議論になった際、谷川総長は「それも変えればいいんだ。何の問題ない]と述べていました。しかし、「それでは、歴代法主が僧宝であるという宗門に対して、僧宝は日興上人であると反論した学会の論拠が崩れてしまう」と申し上げると、「それでもいいんだ。宗門とは別の教団なんだから」という返事でした。「過去との整合性などどうでもいい。自語相違と批判されてもかまわない。完全に独立した教団として出発するんだから。結論は決まっているんだ。教義なんて、それを後付けすればいいんだ』と、谷川総長は何度も繰り返していました。何でも 自分たちで決められるという全能感がにじみ出ていて、何を言っても取り付く島がありません。支離滅裂な不毛な会議となりました。
【8】 ロでは勇ましく「宗門と最終決着をつける」と言っていましたが、それを断行しようという覚悟や責任感や能力」があるとは到底思えませんでした。また何より悲しかったのは、教学部以外の5人の方々の言葉に、会員の苦悩に対する慈悲が一かけらも感じられなかったことです。八尋弁護士や金沢総局長は「変更しても、ほとんどの会員は付いてこれるでしょう。大体は大丈夫でしょう」と言っていました。一人残らず幸福にする、絶対に退転させないというのが、池田先生の御心ではないでしょうか。八尋弁護士については、ある人に「多少の退転はやむを得ない。9割は付いてこれる」という趣旨の発言をしていたとも閉き及んでおります。1000万会員の1割と言えば100万人。100万人の同志を退転させ、地獄に堕とすというのでしようか。
【9】 また小委員会では、秋谷議長は、師範会議に、婦人部の秋山さん・八矢さんが入っていることを、しきりに気にしていました。異議を申し立てそうなメンバーを変えるように指示を出していました。当初から皆の合議で決定するというつもりはなかったのです。
【10】 御本尊の問題は、いつか完全に決着をつけねばなませんが、それをやるには1ミリの狂いもないような論理構成を考えねばなりません。本部の方針が1ミリでも狂えば、現場では10メ一トル、100メートルの狂いとなって大混乱を引き起こしてしまいます。「教学部は黙って従え」と言わんばかり会議が何度も続き、進退窮まって、教学部として9月19日の夜、原田会長に直に指導を受けることにしました。夜9時半過ぎに遠藤・森中・宮地の3人で会長のところに伺いました。この数日前にも会長にご指導頂く機会があり、その折にも「教学部の皆さんの思いは、よく理解しました」とのことでしたので、率直に、紛糾する会議の実情をご報告しました。会長の話は、以下のように、全く予想に反するものでした。
① 小委員会の方針は、全て先生のご指導を受けて進めている事である。きょうも、その点について先生のご指導を受けてきた。
② 宗門問題で、大御本尊を巡る問題がまだ残っている。今こそ大御本尊とも決別する。大御本尊は、学会とは関係ない存在だ
③ 学会常住御本尊が、新しい大御本尊という意義づけをするんだ。それを総本部完成の新たな体制の出発する今、やるしかないんだ。
④ 全て先生のご意志だ。教学部は戦う覚悟がない。腹を決めなさい。大変厳しい叱責であり、教学部としては、先生のご意志ということですので、「分かりました。やらせていただきます」とお答えしました。
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いや、この巨大な会そのものが、会員の純粋さにつけ込んだ信心ビジネスの何ものでもないことがよく理解できます。
余談ですが、古い雑誌で、フォーカスというかなり前の写真週刊誌を手に入れました。
大分前の雑誌ですが題名が
「池◯◯◯」をめぐる女たちの肖像
もちろん、◯◯は伏字ではありません。
で、内容は代先生の女性問題を8ページにもわたって掲載されていました。
今では考えられないですが、実名組織名入り証言や、問題の女性ら9名ほどの実名と年齢顔写真等が掲載されています。
恐らく、証言した会員はのちに除名などされているんでしょうね…。
これを読んで、自分は正直、なんじゃこりゃ?どんだけ女性関係あるんだよ!、と思いました。例の最高幹部の弓多二さんが霞んで見えるほどです。
何も知らないって、怖いし、憐れですね。
高倉さま、どうかお身体に気をつけて頑張ってください。
大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。