全日本法教育研究会創設準備委員会の講演とシンポジウムは、無事に終了しましたとお伝えしました。
ところが、事故が発生しておりました。私が盗難に遭ったのです。当日、着用していたコートが盗まれたのです。シンポジウム終了後、交流会がなされました。交流会では、最初に乾杯をしました。それから、私は会場を離れ、後片付け等に追われていました。
交流会の席に戻った時に、コートを着ていないことに気が付きました。どこかに置き忘れたのではないかと思い、会場周辺を探し回りました。しかし、どこにも見当たりませんでした。
一昨日の日曜日も、構内を探しました。しかし、見つかりませんでした。もしかすると、月曜日に忘れ物としての届け出があるのではないかと考え、大学当局に確認してみました。ところが、そのような届け出はありませんでした。
一昨年の冬、思い切って購入したバーバリーのコートでしたので、涙が出る想いをしました。しかし、それ以上に最悪の事態を招来しないかと不安になりました。
当日の会合には、警察と公安関係の方が来られていたことは確実です。大変失礼ではありますが、もしかすると、この方々によって盗まれたのではないかと思いました。そして、将来、私のコートが、何らかのでっちあげ事件の証拠として利用されるのではないかという不安が脳裏を去来しました。
そこで、仙波敏郎氏に相談しました。仙波氏によれば、大学には監視カメラ等が設置されているので、私のコートを盗むところを撮影されていたら大変なことになると考え、警察や公安関係の方は手を出さないだろうと言われました。
とするならば、当日の会場内に、置き引きをする人間が潜んでいたことになります。油断大敵です。まさか、あの会場に、そんな人物が紛れ込んでいたとは信じられません。しかし、盗難にあったことは確実です。
大学当局に被害届のことを相談したところ、直接、警察に行くようにと指示されました。そこで、昨夜、高松北署に被害届を出しに参りました。生まれて初めての体験です。その際、驚くべき体験をしました。以下、私の体験をお伝えします。
仙波氏からは、香川県警は検挙率を高めるために、盗難ではなく遺失物として処理しようとするだろうと言われました。盗難として受理すると、見つからない場合には検挙率が下がるからだと言われました。そして、遺失物としてではなく、あくまでも盗難として処理するよう強く主張するようにと言われました。
しかし、高松北警察署の受付で事情を話すと、すぐに盗難として扱うと言われました。そして、若い刑事さんが、ロビーで私の話を聞きながら被害届を書かれました。書き終えると、その内容を私に読み聞かせ、署名をするようにと言われました。そこで、私は「被害届を出す際には、本人ではなく警察官が書かれるのでしょうか。」と尋ねました。
するとその刑事さんは、「最初に言えば良かったですかね。」と言われつつ、その被害届の最後の文章を指差しました。そこには、「本人の依頼により、代書した。」との文章が印字されていました。これには、本当に驚きました。
私は、代書の依頼など全くしていません。そこで、私は「普通は、本人が書くものなのではないでしょうか。」と尋ねました。すると、刑事さんは「本人に被害届を書いてもらっても良いのですが、字が書けない方や、高齢者で文章を書くのに手間がかかる方もおられますから。」と言われました。ちなみに、私は、最初に職業を問われた際に大学教員と答えました。
被害届を出してから、大学に向かう途中で、私の被害届を書かれた刑事さんのお名前を伺うのを忘れていたことに気が付きました。また、被害届の写しも頂いていないことに気が付きました。
今回、被害届を出した最大の目的は、最悪の事態に備え、コートの盗難を警察に届けたのです。そこで、高松北警察署に引き返し、被害届の写しを頂けませんかと申し出ました。すると、1時間程したら、被害届の受理番号を教えることはできるけれども、被害届自体のコピーを渡すことはできないと言われました。
これには本当に驚きました。被害届を出したということ自体を明らかにする証拠を、私が入手することができないのです。そんなことは絶対にないと信じたいのですが、もし、被害届を出したということがもみ消されたら、その事実を証明することは不可能なのです。おそらく、受理番号などは役に立たないことでしょう。
もちろん、被害届を本人に記載してもらうと大変だからという親切心からだとは思います。しかしながら、本当に、このようなことで良いのでしょうか。「強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意志に反して行動に介入・干渉する」(Feペディア(出典:Wikipedia 提供:ニューズウォッチ)パターナリズム以外の何物でもありません。
今回の講演の中でも、司法警察員(巡査部長以上の警官)と検察官が作成する供述調書についての問題点は数多く指摘されました。しかし、この問題については、直ちに改善されることは難しいことでしょう。些細なことかもしれませんが、被害届に関して、まず本人が書くということから始めたらいかがでしょうか。
知らないということほど、恐ろしいものはありません。私の失敗は、最初に刑事さんに被害届の書き方を質問しなかったことです。その結果、刑事さんも代書のことを告げるのを失念されたのでしょう。もし、最初に、私が被害届の書き方を質問し、その書き方を教えて頂いておれば、私は自分で書いたはずです。
不幸にして被害届を出すことになった場合には、まず、その書き方を説明してもらうことではないかと思います。そして、自分で書くことです。その上で、携帯電話のカメラで撮影をすることを認めて欲しいと述べてみることではないかと思います。馬鹿の後知恵で、私は、このようなことは全く思い付きませんでした。
本当に些細なことですが、このような実践をすることから、警察官の方々の意識と対応も変わって来られるのではないかと思います。
私は、現場で頑張っておられる警察官の方々を心より尊敬しております。まさに、命がけのお仕事をされておられるからです。私ども市民が、それなりの対応をするならば、必ずや現場の警察官の方々も、これまで以上に真摯な対応をなさって頂けるのではないかと思います。
警察のあり方を変えるためには、市民である私たち一人一人が、その対応を考えるところから始めるべきではないでしょうか。このような実践を重ねることを通じて、供述調書の問題点の改善や、取り調べの全面的な可視化を実現できる道を開くことができるようになるのではないでしょうか。
ところで、私の裁判の被告である香川大学教授佐々木信行氏の訴訟代理人は、どなたも光伸法律事務所の所属です。この裁判を通じて、創価学会池田カルト一派の悪行が明らかになることでしょう。ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
では、最後に、2月26日の講演会とシンポジウムの録画視聴についての記事を再掲します。
このシンポジウムの録画を岩上チャンネルで見ることができるURLをお知らせします。
なお、しばらくして都合によりURLが変更となる場合がありますのでご注意ください。
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前半(休憩前)
http://www.ustream.tv/recorded/12946888
後半(休憩後)
http://www.ustream.tv/recorded/12949008
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自分が善意なら 他者からみても 同じに善であるとは限らない事。を 切実に感じます。
盗難届け・・・・これはさほど抵抗無く、警察は処理します。
あくまで単純阿事務処理の一つなのです。
なので簡単に、盗難届けは受理します。
もちろん捜査などしませんし、誰か善意の見つかった連絡があれば、確認し届出者に連絡するくらいです。
おそらく現実には検挙率は別枠のエリアだと思われます。
「控」は通常、渡さないケースが多いです。
元々、そういう規則なのかもしれません。
単純に「受理番号」を知らせるだけ。
これも全国共通のように思います。
1時間なら、もの凄く早いほうです。
翌日とか翌々日に「受理番号」を知らせるという警察も多いです。
私は仕事柄、ちょっとそういう関係に触れたことがあるので申し上げました。
普通の感覚なら、髙倉様が仰る事は尤もなことです。
でも、彼らは特別な組織という「位置づけ」意識が強い組織です。
民間企業感覚など全くありません。
あくまで事務的作業で、自分の効率で処理するだけです。
警察を批判・攻撃する庶民は殆どいません。
好きじゃないけど、頼りにもしてる・・・。
それで終わっています。
何処でも特殊な組織は、そういう自己都合が多いです。
宗教団体なんて、その最たるものです。
宗教団体は非課税です。
寄付金など一切申告する必要なく、自由に使えます。
仮に一口1万円の寄付を半強制的に集めたとします。
信者数があれば、全国で数千億円集まります。
全て非課税です。
その宗教団体のトップが自由に使えるのです。
さらに信者たちにその団体のモノを様々買わせたりすれば、その収益はもう莫大な額になります。
しかし、その用途は一切明かされない。
全て秘密です。
その組織が数十年続けば、どれだけの額になるのでしょう?
国税は非課税という枠で隠された、膨大な額のお金を明確にすべきだと思います。
国民も注目すべきだと思います。
もし、そういう組織に政党が絡んでたら、それはもう大変なことになります。
国家権力が宗教団体を保護し、秘密を隠蔽するという汚辱になると思います。
そういう宗教思想はもの凄く危険です。
そんな団体があれば日本が危険です。
我々はもっと、ちゃんと見ていく必要がある!
我々の子供達や孫達のためにも、ちゃんと見ていく必要がある!
スクラム組んで追求する現実の声が必要だと思います。
一人じゃ何も出来ないけど、微力だけど
でも、微力でもみんなが集まれば、波は起こせると思います。
大きなモノに言いなりになって、黙るしかない。。。
それは昔の話です。
今は声を上げる時代だと思います。
そういう時代になってる!
私はそんなふうに感じています。
で、これは越されても致し方ないなーと感じましたが、釈迦に説法・老婆心ながらちょっとだけ・・・
拙ブログも削除要請や記事内容変更の依頼を直接&間接頂いております。
複数のプロバイダーにてミラーサイトやタイトルの変更等で対応策を取られたし!であります。フェイスブックも良いのではないでしょうか・・・
私は動物愛誤の問題の末席にてチマチマ情報発信しておりますが、司法に携わる方によってその運用の違いや法整備の未熟さを受身にしての判決に辟易しております。
時代は変化の時を向かえていると実感する昨今、貴殿のブログを長く読み続けたいと感じました。
で、これは越されても致し方ないなーと感じましたが、釈迦に説法・老婆心ながらちょっとだけ・・・
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。