詐欺被害体験記の「はじめに」をご紹介致します。ご意見、ご感想をお寄せ頂ければ幸いです。
記
騙された法律家の告白
愛と信頼を悪用する詐欺師の手口を明かす
はじめに、
連日のように、テレビのニュース番組や新聞の社会面では、詐欺事件のことが報じられています。あなたは、このような報道に接したときに、どのような感想を持たれますか?詐欺された人間にも問題があるはずだ。私は決して騙されないと思われる方が多いのではないでしょうか。
国立大学法人香川大学教育学部で、私は法律学を担当していました。将来、小中高の教員を目指す学生の方々に、日本国憲法、民法、刑法等を中心に教授していました。もちろん、これらの授業の中では詐欺の危険性なども話していました。
そんな私が、見事に詐欺の被害に遭ってしまいました。被害総額はいくらだと思われますか?何と9250,000万円です。
この金額は、私の自己資金だけではありません。クレジット・カード等の借金や、私の親友から借りたお金、住んでいたマンションの部屋を売却し、借り入れた金額等の総額です。その総計が9250,000円なのです。
この本では、いわゆる法律家である私が、なぜ詐欺の被害者となってしまったのかを、赤裸々に明らかにしたものです。詐欺師達とのやり取りを詳細に、被害体験から学んだ事柄を書いたものです。
親友達からお金を借りたときの心情や、被害を受けてしまったことを友人達に伝えた際の反応も述べています。
そして、警察に相談に行こうとした際に感じた心理的な負担や、被害届出を提出する際に、どのような準備をしたかも述べています。
また、被害体験記を執筆しようと相談した際に、周囲の方々から指摘された事柄も書いています。「詐欺体験を書いて出版したとしても、売れるはずがない。」と言われました。この指摘を、どのような手立てで克服し、本の執筆を決意したかを書いています。
この本の最大の特色は、詐欺師とのLINEメッセージのやり取りを、ChatGPT 4,0で分析した結果を記述している点です。私が受けた詐欺はLINEメッセージが中心でしたので、その大半が文字情報として記録に残っています。
詐欺被害に関する書籍は、筆者が被害者にインタビューしたものが多く、詐欺のやり取りが詳しく書かれているものは少ないようです。
もしこのようなやり取りがなされたならば、読者であるあなたは、詐欺を見抜くことができたかと、いわゆる自分事として判断される上で、お役に立つのではないかと存じます。
そして、最後の方では、私のような被害者を少しでも減らすための提案を述べています。さらに、詐欺犯罪を行っている人々が、このような犯罪を中止しようと考えるような記載もしています。
つづく
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。