本日より、一昨年の秋に執筆したシナリオ「三つ子の魂百まで-三歳児から学ぼう日本国憲法を-」をご紹介致します。このシナリオは、2021年度のさぬき映画祭シナリオコンクールに応募した作品です。
結果は落選でしたが、貴重な体験となりました。ご高覧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
作品名
企画意図
日本国憲法が制定されてから約70年近くが経過したが、「改正」すべきと主張している人々と、「擁護」すべきと主張している人々の意見が鋭く対立している。
このドラマは、憲法に関する議論の対立を棚上げにして、3歳児からでも理解できるような憲法を題材とした劇の制作に挑戦する学生達の奮闘を描く。
劇を終えた学生達は、親子で日本国憲法を学び合えるガイド・ブックの作成に挑戦しようと決意する。
ストーリー
香川大学で実施されている「未来からの留学生」という催しで、社会科研究室の2年生は日本国憲法をテーマにした劇を担当するようにと担当教授から指示された。
教授の一方的な指示に対して、当初、学生達は反発する。しかも、学生達の中には、適当にやれば良いと言う者もいる。
しかし、教授の情熱に触れ、何とか期待に応えようと主人公の女子学生は決意する。
主人公は、親友とともに調査をする。そして、当初、非協力的だった学生が、香川県立図書館で見付けた本をヒントに、シナリオを完成させる。
劇は好評で、観客達は立ち上がって大拍手をする。終了後、社会科研究室に教授と観客だった女性が現れる。この女性から憲法ガイド・ブックの作成を依頼された主人公は挑戦しますと述べる。
主な登場人物
①大塚希望(おおつかきぼう)、19歳、女、香川大学教育学部2年生、中学校教員志望、生真面目、清楚な服着用。
②島津一郎(しまずいちろう)、60歳、男、香川大学教育学部教授、情熱的、オシャレで帽子を着用。
③黒田賢治(くろだけんじ)、20歳、男、香川大学教育学部2年生(一浪して入学)、サラリーマン志望、チャランポランな性格、擦り切れたデニムを愛用。
④眞鍋早苗(まなべさなえ)19歳、女、香川大学教育学部2年生、高校教員志望、包容力がある、ファッショナブルな服を着用。
⑤星野洋平(ほしのようへい)、19歳、男、香川大学教育学部2年生、小学校教員志望、同調性が高い、ブランド物のスニーカーを着用。
⑥村上純子(むらかみじゅんこ)、35歳、女、7歳の男の子と3歳の子の母親、教育熱心、自転車に乗り易い服装をしている。
以上
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大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。