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「永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ。」

 2023年9月3日(日)に立教大学法学部で開催で開催された「法と教育学会」で、研究報告を行いました。当日、配布したレジュメをご紹介しますので、ご高覧のほどお願い申し上げます。


             


 なぜ、法と教育学会では論文査読制度を採用しているのだろうか?


    2023年9月3日 法と教育学会第1分科会自由研究発表
  
          髙倉良一(国立大学法人香川大学名誉教授)


1.研究の背景と目的


 昨年2022年11月30日に、「法と教育Vol.13」に投稿する原稿を、法と教育学会事務局(以下、事務局と記述)に、メール添付ファイルで送信した。この投稿は受理され、2022年12月1日に、「編集委員会からの結果が2月中旬頃に出る予定ですが、その段階では『掲載』『不掲載』『修正して再投稿可』のいずれかの結果となることが想定されます。」とのメールが、事務局から届いた。


2023年2月28日に、「査読結果を2月の中旬頃迄にお伝えできる予定でいたのですが、諸般の事情により遅れが出ておりまして」との知らせが、事務局からメールで届いた。その後、2023年3月30日に、「編集委員会におきまして慎重に査読審議をおこないましたところ、(中略)今回、掲載を見送るという査読結果となりました」との通知が、事務局からメールで届いた。


周知のよう、日本の学術団体が発行している学会誌では、当該団体が論文の査読を行い、その審査に合格した論文のみが掲載されている。この査読制度は、自然科学、人文科学、社会科学の各分野で採用されている。


社会科学、特に法学的な分野における査読制度に関して、報告者はこれまで疑問を持っていた。しかし、この問題に関して研究をしようとまでは思わなかった。


ところが、今回、投稿した書評が掲載を「見送る」との結論が出されたので、このテーマを考察することにした。


なお、論文査読制度に関しては、多数の論点があると思われる。しかしながら、今回の報告では、今回掲載を「見送る」と判断された書評に限定して検討することにしたい。


2.掲載が見送られた原稿の紹介


 掲載が見送られた原稿は、レジュメの裏面に印字して示す。


3.書評投稿の際の4つの懸念


 (1)著者の経歴、(2)再審請求中の毒入りカレー事件、(3)形式、(4)書籍の内容。


4.今回の査読の3つの問題点


 (1)規定の不備、(2)通知の遅れ、(3)理由の不記載


5.今後の課題と展望


参考文献一覧


ChatGPT4.0での分析


参考文献


1.木下衆「査読される側の倫理―ある模擬査読のケーススタディ」保健医療社会学論集第23巻1号(2012年)28頁以下。


2.田澤安弘「論文査読の政治学」心の諸問題論叢4巻1号(2009年)11頁以下。


3.神里彩子「科学研究規制をめぐる『学問の自由』の現代的意義と課題」社会技術研究論文集第7号(2010年)211頁以下


4.中村好一「公衆衛生分野の学術誌における査読のあり方:査読に対するひとつの私見」日健教誌第20巻第2号(2012年)131頁以下。


5.太田絵梨子「『学習における宿題の役割に関する心理学的検討』の査読プロセスの省察」教育実践学研究第23巻第2号(2022年)24頁以下。


                           以上


参考:ChatGPT4.0での分析


問い)法と教育学会の投稿規定の査読規定に関する問題点を、詳細に示してください。


 回答)法と教育学会の査読(レフェリー制度)に関する規定には、以下のような問題点が指摘できます。


1.明確な査読プロセスの欠如: この規定では、「レフェリーに本学会誌の準拠する内容であるかどうか審査させる」とありますが、査読のプロセスがどのように行われるのか(例:シングルブラインド 、ダブルブラインドなど)の詳細は不明です。


2.レフェリーの選定基準と透明性: 規定では、レフェリーが少ない形で関与する場合は、その選定基準や資格、そして選定されたレフェリーの専門性に関する保証がなされているのかについての説明がありません。


3.査読の期限とフィードバック: 査読にどれくらいの時間がかかるのか、その期間中に執筆者が何を期待すればよいのか(例:修正の懸念、査読結果の連絡期限等)については規定がありません。


4.査読の修正・再査読プロセス: 原稿の修正に関するプロセスや、再査読が必要になった場合の手続き、時間のかかることなどについても規定がありません。


5.採録基準不明確性: 「本学会誌の準拠する内容であるかどうか」という表現は、採録基準なのか不明確です。


6.査読者と執筆者のコミュニケーション: 査読のプロセス中に、査読読者と執筆者がどのようにコミュニケーションをとるのか(例:質問をする場合、指摘に対して修正が可能かどうか等)が規定されていない。


7.エシカルな側面: 不正や不正が発見された場合の対処法や、読者に対するエチケット(例:研究の盗用防止)についても規定はありません。


8.査読の品質管理: 一定の基準に基づいて査読の品質が管理されており、同様に読者にトレーニングが提供についての情報も欠落しています。   


以上


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自己紹介:
HN:希望
大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。
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